街レポート

清澄白河(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

清澄白河(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

清澄白河は、もともと下町風情を感じる街として親しまれてきましたが、最近では“アートの街”や“カフェの街”として、若者たちから注目を集めるようになりました。おしゃれな街として徐々にその名を知らしめていますが、実はとても住みやすい街でもあるのです。今回は、そんな清澄白河の魅力をご紹介します。

アートの街、カフェの街、そして住みやすい街


「清澄白河」という名前は、つい最近生まれた呼び方です。このエリアに駅が作られたのは2000年代以降のことで、2000年に都営地下鉄大江戸線、2003年に東京メトロ半蔵門線の駅が開業しました。この駅の駅名をつける際に、近隣の「清澄」と「白河」の地名を合体させて生まれたのが、今の清澄白河のエリアになります。

清澄白河は、江戸時代の街並みや文化が息づく、森下・門前仲町・木場などと並ぶ「深川エリア」に属しています。深川エリアは、深川八郎右衛門らがこの付近で新田の開拓をしたことから名付けられたと伝えられ、清澄白河はその起点となった場所とも言われています。
清澄地区を流れる小名木川は、江戸時代に塩を江戸市中に運ぶために整備された川であり、江戸初期から物流の拠点でした。その名残から、清澄白河周辺には江戸時代に造られた堀割が今も多く残っています。
関東大震災や東京大空襲の影響で歴史を感じる建物の多くはなくなってしまい、その面影を感じにくいかもしれませんが、周辺を散策してみると歴史を感じるスポットが点在しています。

清澄白河はアートの街・カフェの街

清澄白河は昔からアートの街として知られていました。現在はカフェの出店が増え、アートとカフェの街として発展をしています。2015年にはカフェ&ギャラリーショップ「gift_lab GARAGE LOUNGE & EXHIBIT」がオープンして話題を呼びました。もともとは80年の歴史を持つ集合住宅でしたが、フルリノベーションをし、おしゃれで洗練された空間に生まれ変わりました。これから清澄白河を牽引してくれる存在になるでしょう。

“アートの街”としての側面

清澄白河には多くの美術館やギャラリーが点在しており、“アートの街”として有名です。1995年に東京都現代美術館が開館して以来、最先端のアートを見るために多くの芸術家・ファンが集まっています。その影響から、周辺にはギャラリーが増えていき、アートの街として有名になりました。かつて水運の倉庫が多かった場所ですから、柱などが少なく大きなアート作品も保管・展示しやすい物件が多かったことも、この街とアートの親和性が高まった要因と考えられます。深川資料館通りでは、定期的にアートイベントが開催されており、街ぐるみで盛り上がっています。

“カフェの街”としての側面

アートの街として有名な清澄白河ですが、最近はアメリカ発の「ブルーボトルコーヒー」やニュージーランド発の「オールプレス エスプレッソ」など、国内外の有名焙煎所やカフェが続々と出店しており、カフェの街としても注目を浴びています。

この現象は2014年ごろから起き始め、多くのカフェは駅から少し離れた倉庫街や住宅街にあります。どのカフェも繁盛しているようで、休日になると行列を作っている店舗も少なくありません。清澄白河の落ち着いた雰囲気の中で、おいしいコーヒーをじっくりと堪能できるからこそ、カフェの街としても根付いたと考えられます。

清澄白河駅のアクセス

清澄白河には、都営地下鉄大江戸線と東京メトロ半蔵線の2線が乗り入れています。乗り換えなしで新宿駅や渋谷駅などの都内ターミナル駅へのアクセスが可能なので、通勤・通学はもちろん、休日のお出かけもしやすいエリアです。都営新宿線の菊川駅や森下駅は徒歩圏内。バス路線も充実しており、都営両国駅行、とうきょうスカイツリー駅入り口経由 亀戸駅行、門前仲町・月島駅・勝どき駅経由 豊海水産埠頭行など、多方面に路線バスが出ています。

清澄白河の名物グルメに注目

清澄白河に行くならぜひ食べてもらいたい名物グルメがあります。

東京の下町名物「深川めし」

日本の郷土料理100選にも選ばれている「深川めし」は、清澄白河の名物でもあります。ネギと生のアサリを味噌で煮込んで、ご飯の上に乗せた漁師飯のひとつです。漁師さんたちは忙しい漁の合間に手早く作れて体力がつく「深川めし」を日常食にしていました。「深川めし」には炊き込みご飯にしたバージョンもあり、これは大工さんや職人さん用にアレンジされたものだそうです。現在では多くの飲食店で「深川めし」が食べられます。清澄白河を訪れた際はぜひ食べてみてください。

試食が太っ腹!清澄白河にあるケーキの直売工場「藤堂プランニング」

藤堂プランニングはホテルやレストランにケーキを卸す洋菓子メーカーです。一流のパティシエが作るケーキは絶品で、直営工場では通常の半額でケーキが購入できるとあって、多くのリピーターに愛されています。2018年まではケーキの試食も行っていましたが、現在は一時休止をされているようです。実はこの試食が名物で、試食のレベルではなく、大きくカットされたケーキが食べ放題状態だったようです。もう太っ腹の域を超えて、採算は取れているの? と言いたくなるほど。再開されたら、たくさんのケーキを試食してみたいですね。

住みやすい雰囲気とレトロな物件

最近、多方面から注目を浴びている清澄白河ですが、下町情緒を感じられる住みやすいエリアでもあります。都心でありながら駅前には「清澄庭園」、少し足をのばせば広大な敷地を誇る「木場公園」があり、自然が豊富です。また、かつての名残から街には水路が流れており、お散歩におすすめのスポットとなっています。住宅街のため、落ち着いた雰囲気で治安が非常に良いエリアです。

清澄白河には、地域密着型の商店街が充実しています。「深川資料館通り商店街」は歴史ある寺社仏閣や史跡に囲まれた商店街で、昔ながらの呉服屋・豆腐屋・石屋をはじめ、100店ほどの商店が立ち並んでいます。漫画家・田河水泡の作品「のらくろ」に会える街としてファンの間で有名なのが、「高橋のらくろード(高橋商店街)」です。森下文化センターの中にある「田河水泡・のらくろ館」までの道すがら、のらくろに囲まれながらショッピングや食事を楽しめます。ほかにもスーパーマーケットなどが点在しているので、日常のお買い物に不便を感じることはないでしょう。

レトロな雰囲気で住みやすい住宅街

清澄白河は昔懐かしい風景が残る落ち着いた街であると同時に、バラエティに富んだ住宅物件が揃っています。下町らしい雰囲気が好きな方はレトロ物件に、アートが好きな方はリノベーションマンションに、ファミリーなら一戸建てに、といった具合に自身のライフスタイルや趣味に合った物件を選ぶことができます。

北口

北口の通り沿いには、ファミリー向けのマンションが建ち並んでいます。単身向けの物件は少ないので、ファミリー層が多い印象です。川沿いは樹々が多く植えられ、お散歩コースになっています。休日にはウォーキングを楽しむ人も多く、落ち着いた雰囲気が漂っています。

南口

南口周辺は低層マンションやビルがあり、飲食店やスーパーが少ない印象です。大通りは車の交通量が多く、周辺の物件は騒音や排気ガスが気になるところ。空気環境の良いところで子育てをしたい人には向いてないかもしれません。
しかし深川宿が近く、昔ながらの下町の街並みが広がっているのは魅力のひとつです。名石で有名な「清澄庭園」は多くの観光客が訪れる名所でもあります。現代美術専門の「東京現代美術館」のほか、個展などの小さなギャラリーもちらほらあり、落ち着いた雰囲気です。

駅前に広がる「清澄庭園」の自然


駅から徒歩3分にあるのが「清澄庭園」です。こちらは「泉山」「築山」「枯山」を中心とした回遊式林泉庭園で、明治時代に三井財閥の創業者である岩崎弥太郎によって造園されました。当時は社員を休ませたり接待に利用したりと、さまざまな目的で使われていたと言われています。昭和初期になると、岩崎家が庭園の一部を東京都へ寄付したことで、都立庭園となり、今は都民や観光客が多く訪れる場所となっています。清澄庭園内には、大正記念館や涼亭といった歴史的建物もあります。さらに、庭園内には芭蕉の句碑もあり、庭園のすぐ外には芭蕉が住んでいたと言われる「採茶庵跡」があります。

自然とアートが満載!おすすめ散策スポット

清澄白河は自然とアートが融合した街です。落ち着いた雰囲気の街並みをゆったりと散策しながら、公園や美術館を訪ねてみてはいかがでしょうか。

東京都現代美術館 
東京都現代美術館では、国内外の現代美術が展示されている日本最大級の美術館です。約5,200点の作品が収蔵されており、日本中から観光客が訪れます。2016年からは休館をしていましたが、2019年3月29日にリニューアルオープンをし、さらに作品数を増やしました。リニューアルオープン記念展では「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術 -」や「MOTコレクションただいま/はじめまして」などの作品がお披露目されました。これからも日本を牽引していく美術館として歩み始めました。

清澄庭園
地下鉄清澄白河駅から徒歩3分の場所にある、回遊式林泉庭園です。隅田川から水を引き、周りには全国から集めた名石が置かれています。周辺にはカフェやコーヒー店もあるので、ゆっくりと散歩をしながら楽しめるでしょう。

深川江戸資料館

江戸の街並みや暮らしを再現した資料館です。25分おきに照明が代わり、江戸の朝昼晩を体験することができます。江戸時代にタイムスリップした気分になれるので、ファミリーやカップルで楽しんでみてください。

ANDO GALLERY

ANDO GALLERYは、2008年にオープンしたアートギャラリーです。古い倉庫を改装し、おしゃれな空間を作り出しています。国内外の若手作家の作品が複数展示してあり、絵画や彫刻、イラストなど個性豊かな作品が見学できます。入場は無料なので気軽に立ち寄ってみてください。

東京都現代美術館
1995年に開館した東京都現代美術館は、独創的なデザインで外観からも楽しめる施設です。絵画や彫刻だけでなく、ファッションや建築など幅広い作品が展示されています。美術関係の本を約10万冊取り揃えた美術図書室も設置されており、美術館好きにはたまらない場所です。そのほかにも、ワークショップや講演会などが開かれ、地域の人からも愛される美術館になっています。

どんな飲食店がある?



昔懐かしい下町情緒たっぷりの清澄白河には、和食店が191件、居酒屋が124件あります。最近は、カフェの街として注目を浴びていることで、カフェが88件と増えている傾向です。韓国料理店や焼き肉店の数は少なく、どちらも10件もありませんでした。

どんな飲食店が出店チャンス?

清澄白河に出店している業態でもっとも多いのが『和食』と『居酒屋』という2つのジャンルです。清澄白河で新規店舗をオープンするならこの2ジャンルがおすすめです。繁盛している店の近くに出店すると、同じように客足の途絶えない店になる傾向があるからです。和食のほか、イタリアンなどのジャンルもおすすめです。また、庭園や公園なども多い地域なので、散策途中に休憩できるカフェなどが人気です。男性も多いためラーメンの需要も高くなっています。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
カフェの居抜き

清澄白河の歴史


清澄白河の歴史は江戸初期から始まります。その頃はまだ干潟でしたが、1629年に入り弥兵衛という人物によって開拓されました。1695年には清住町と命名、1932年に深川清澄町に改称され現在に至ります。

周辺の主なスポット

・深川江戸資料館
・清澄庭園
・霊源寺
・本誓寺
・臨川寺
・深川稲荷神社
・清澄公園
・田河水泡・のらくろ館
・深川図書館
・芭蕉記念館
・深川不動
・アンドーギャラリー
・ブルーボトル清澄白河
・ワイルドシルクミュージアム
・小名木川
・福富川公園

似た地域

調布
調布は都内で働く人に人気のベッドタウンで、清澄白河と同様、とても治安の良いエリアです。
練馬
練馬は都内主要都市のアクセスが良好で、駅周辺の施設が大変充実しています。
光が丘
光が丘は、大きな公園も多く緑が豊かでファミリー層に人気のある街である点が類似しています。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

調布・練馬・光が丘の居抜き物件一覧

客層

【平日/昼】
清澄白河のランチ平均単価は1,000円以下となっています。清住白河が属している江東区の昼間人口は、45万4,680人です。清澄庭園や東京都現代美術館などのスポットがあることから、清澄白河は夜間人口より昼間人口の方が多いと考えられます。

【平日/夜】【土日】
夜になると人口が37万6,784人となり、日中よりも減ります。清住白河は住宅街なので、一人暮らし、ファミリーのどちらも気軽に足を運べる価格帯が望ましいと言えます。

人口特性

清住白河の人口は、男性7,355人、女性7,929人となっており、女性のほうがやや多い傾向にあります。世帯数は7,650件。もっとも人口が多いのは、白河3丁目で4,228です。参考までに記しておくと、2018年4月までの江東区の世帯数は26万4,416。人口総数は、51万4,532人です。

乗降人数

都営地下鉄大江戸線と、東京メトロ半蔵門線が乗り入れている清澄白河。それぞれの乗降人数は、都営地下鉄大江戸線が41万32人であり、東京メトロ半蔵門線が5万4,201人となっています。どちらも開業当初の見込みを大幅に上回っています。

賃貸相場

清住白河の家賃相場は、ワンルームで8万円前後、1Kで9万円前後、1DKで10万円前後、2DKで11万円前後、3LDKで17万円前後となっており、一人暮らしからファミリー層まで比較的暮らしやすいのが特徴です。住宅物件は一戸建てマンションなど種類豊富です。

店舗賃料相場

清住白河周辺は、40万円以下で借りられる物件が多くあります。条件によっては20万円以下という物件も見つかります。店舗賃料の平均坪単価は1万4,735円です。最近は、倉庫街や住宅街にカフェをオープンする方が多い傾向にあります。

記事に登録されているタグ

Copyright © ABC TENPO Inc, All Rights Reserved.