千葉（千葉市）で居抜きで飲食店を開業するための街情報

東京都内のベッドタウンのイメージも強い千葉県。そのほぼ中央に位置し、県内の交通や経済の中心地でもある千葉市は、中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区の６つの区からなる政令指定都市です。
JR千葉駅のあるエリアは中央区にあたり、隣接する美浜区には東京湾を臨む「幕張メッセ」や「稲毛海浜公園」などレジャースポットも数多くあるエリアです。

今回は、そんな千葉駅周辺エリアの魅力についてご紹介します。千葉市に住んでみたいと考えている社会人や学生、また飲食店進出を計画しているオーナーは、ぜひ参考までにご一読ください。

豊かな緑ときれいな水辺の都市

横浜市やさいたま市などと並び政令指定都市に指定されている千葉市は、首都圏にありながらも豊かな自然に恵まれた街です。そのため、それらの自然を大切に末長く守っていくために、1984年には「緑と水辺の都市宣言」が発令されました。
千葉市が情報発信している「緑と水辺のまちづくりプラン」には緑の質を高めたり、市民一人一人が正しい知識をもち行動をすることなど基本的な方針がに示されています。
一説によれば、千葉市内の緑被地において光合成により一年間に吸収している二酸化炭素の量は千葉市民全員が排出する二酸化炭素濃度よりも下回っているため、市民の呼吸による排出量に相当する二酸化炭素を吸収できるということが試算されています。

そこそこ都会で、そこそこ田舎

このキャッチフレーズからもわかるように、適度に都市化され、適度に自然が保たれている千葉市は、とても住みやすい街だと言えます。都市化され、買い物にも困らない千葉駅周辺から、少し足を伸ばせば都市農業が発達していたり、豊かな自然の恵みを味わうことができます。
都内へのアクセスもよく、通勤圏内になるため、自然と触れ合いながら都市生活をおくりたい人にはぴったりの街かもしれません。

便利な交通アクセス

千葉駅は、JR総武本線・JR総武線・JR成田線・JR外房線・千葉都市モノレール1号線・千葉都市モノレール2号線の6路線が乗り入れています。
またすぐ近くに京成線の駅「京成千葉駅」もあり、乗り換えも便利です。東京駅へは乗り換えなしで40分前後、新宿駅や渋谷駅にも乗り換え1回で１時間前後で行くことができます。
また、成田線を使えば、成田空港へも乗り換えなしで１時間かからずに行くことができるため、都内への通勤や国外移動にも便利な街です。

ショッピングタウン千葉

千葉駅周辺には、「ペリエストリート1」「ペリエストリート2」などのエキナカ商業施設を初め、老舗百貨店の「そごう千葉店」や、ファッションから生活雑貨までを取り揃える高架下のショッピングモール「C・one（シーワン）」、京成千葉駅直結の「Mio（ミーオ）」など、駅周辺でほとんどのものが揃うといっても過言ではないほど、ショッピングスポットが充実しています。
また電車で20〜30分ほどのところには、「三井アウトレットパーク幕張」もあり、ブランド品を安く購入することもできます。もちろん駅周辺にはグルメも充実しているので、わざわざ都内にでずとも、一日中ショッピングを満喫することができます。

ファミリー層に人気の子育てしやすい街

千葉市は、比較的落ち着いた住環境でファミリーで住むのにもオススメの街です。近くに子供を遊ばせられる千葉公園などがあるほか、街全体で自然環境を保全しようという意識が強いため、子供が自然に触れながら思いっきり遊べる環境が整っています。
また、千葉県が展開する「チーパス」という子育て応援事業もあり、中学生までのお子さんをお持ちの方は、協賛している飲食店等で利引きを受けることができるなど、お子さんをお持ちの方に優しい政策も実施されています。

千葉駅周辺の再開発ー再開発によって急成長中の街

2018年には、千葉駅ビルがリニューアル

JR千葉駅は、駅ナカ商業施設が充実しています。千葉ステーションビルが運営する「ペリエ」をはじめとする商業施設が、再開発により2018年にリニューアルされたことで、駅周辺が活気を取り戻すきっかけになったのです。
駅ビルの完成に合わせて、JP千葉駅は改札口が3階へ橋上化されると共に、東口と西口がペデストリアンデッキで結ばれ、駅周辺の回遊性が増すことにつながりました。またこの再開発が起爆剤となり、その後の千葉駅周辺の大規模な再開発へと繋がっていきます。

東口再開発

そごう千葉店やヨドバシカメラがあり、商業の中心地ともいえる東口には、約1,000坪の敷地に、地上9階・地下1階建ての再開発ビルの建設が進行中です。
完成は2022年を予定しており、メインテナントとしてビックカメラが入ることが発表されています。
そのため、東口に既に店舗を構えるヨドバシカメラとの価格競争も期待されています。
また、2016年と2017年に相次いで撤退したパルコ・三越の跡地には、今後、分譲マンションが建設される予定です。新たなマンション建設で、新しい人の流れが期待されています。

西口再開発

千葉駅西口には、2013年にオフィス、クリニック、商業施設、ホテルからなる３棟の再開発ビル「WESTRIO（ウェストリオ）」がオープンしました。
その後、2020年には「三愛千葉病院」「新千葉公園」「新日本EXビル」からなる「ウェストゲート千葉」が誕生しました。
テナントにはダイソーやスポーツジム、保育園などが入っており、ウェストリオと合わせて臨海部への玄関口となっています。ちなみにこの開発により現在は西口エリアの再開発事業はひと段落しています。

北口再開発

千葉駅の中でも住宅地エリアである北口は、東口や西口に比べて大きな再開発事業はないものの、千葉公園の再整備や中央図書館とバリアフリーでつなげるプロムナード、そしてエントランスなどが整備される予定です。

幕張ベイパークの再開発

JR海浜幕張駅（北口）から東へ進み、幕張海浜公園を超えた先一帯に広がるエリア、幕張ベイパークでは、2008年からアメリカ・オレゴン州のポートランドをモデルにした大規模な再開発計画が進行しています。
現時点で既に完成している部分も多く、2015年には、サッカーの本田圭佑が実質的なオーナーを務める会社が運営する「ゾゾパークホンダフットボールエリア」がオープン、2017年には地域コミュニティの拠点施設である「幕張ネイバーフット」がオープン、2018年には都市方バーベキュー施設「パークマジック」がオープン、2019年には「イオンスタイル幕張ベイパーク」がオープンするなど、続々と新施設が開業しています。
また、商業施設に加えて住居施設も大規模な再開発が進んでおり、合計６棟のタワーマンションが建設予定で、現在はそのうちの２棟が既に完成しています。

千葉のグルメ

ここでしか味わえない千葉の味

ドラマ「孤独のグルメSeason7」の舞台にもなった千葉の店といえば、「えびすや」が有名です。千葉市内に３店舗ありますが、千葉駅からは西口の「ビストロ えびすや」が行きやすいです。
こちらでは、創業30年以来変わらぬ味を守り続けているハンバーグなど昔ながらの洋食メニューがいただけます。
また、千葉郷土料理が味わえるお店「千寿恵」で、千葉ならではのなめろうや太巻き祭り寿司をいただくのもオススメです。その土地に古くから伝わる料理をいただきながら、種類豊富な焼酎や日本酒で一杯というのも千葉ならではのグルメの醍醐味かもしれません。
そして、ラーメン好きなら「並木商事」には、ぜひ訪れたいところです。どろっとしたスープに、魚粉の入った太麺が特徴のこの店のラーメンにはファンも多く、行列ができるほどの人気店です。千葉駅に行ったら、ぜひ訪れてみてください。

ちょっとした高級感を味わえる店

千葉駅周辺には、デートや会食などにもオススメなおしゃれで高級感のあるお店も充実しています。
中でも、白木の美しいカウンターがある店内でその日の朝に仕入れた新鮮な魚介をいただける寿司屋「たかおか」や、ランチ・ディナー共にコース料理が味わえる「フランス料理 ル・クール」、そして、本場の三つ星店で研鑽を詰んだシェフが腕をふるうこちらもフレンチの「エピセ」などは、地元の人から愛されている人気店です。

千葉駅周辺のおしゃれなカフェ

千葉駅周辺に意外と多いのがカフェです。蜂蜜×イタリアンという面白い組み合わせを提案している「ハチミツとチーズ BEEHOUSE 千葉店 」では、森の中のレストランをイメージした店内で、看板メニューのミートハニーポットや3種のチーズフォンデュなど、オリジナルメニューを堪能できます。
また、そば粉100%のガレットやフレンチトーストがオススメの「ガレット＆フレンチトースト ZiZi 」や、裏通りにひっそりと佇み、多国籍な料理とスイーツを楽しめる「路地裏カフェ 千葉店」なども、おしゃれな店内で映える料理を取り揃えています。

どんな飲食店がある？

千葉駅周辺には飲食店が1179軒あります。そのうち最も多いジャンルは和食で342軒です。次に多いのが居酒屋で289軒、その次が僅差でカフェ127軒、バー124軒となっています。
もう少し小さなカテゴリーでは、イタリアンが61軒と最も多く、続いて、寿司55軒、ラーメン51軒、焼肉50軒が千葉駅周辺に多い飲食店となっています。

どんな飲食店が出店チャンス？

千葉駅周辺には、駅ビルやエキナカ商業施設も充実し、バリエーション豊かな飲食店が揃っています。その中でも和食や居酒屋の割合が最も多いことから、需要が高いことがわかります。
また、再開発が進み分譲マンションの建設も相次いでいるため、今後も多くの人口流入が期待できる千葉駅周辺は、ファミリーで楽しめるお店などもオススメです。
小さいお子さんがいても気軽に入れるお店や、子育て世帯が使いやすいお店は、今後も一定の需要が見込めることが予想されます。

募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

ペリエ千葉
C・one（シーワン）
ミーオ1
ミーオ2
センシティ ビルディング
そごう千葉店本館
そごう千葉店新館（オーロラモールジュンヌ）
センシティ パークプラザ
ウェストリオ
千葉市中央区役所
千葉中央ツインビル
千葉市文化センター
千葉市民活動支援センター
千葉商工会議所連合会
ハローワークちば駅前プラザ
井上記念病院
三愛記念病院
ホテルサンシティ千葉
バーディーホテル千葉
日本バプテスト・バイブル・フェローシップ千葉バイブル・バプテスト教会
千葉サイクル会館
千葉市中央図書館
学校法人大原学園
植草学園大学附属高等学校
クラーク記念国際高等学校千葉キャンパス
千葉公園
全労済千葉県本部会館
Qiball（きぼーる）
千葉市科学館
千葉市美術館
千葉市中央図書館

似た地域

大船

海が近く、東京へのアクセスも比較的しやすい東京近郊の街大船。駅周辺には大型ショッピング施設があるなどの周辺環境も、千葉と共通しています。
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府中

府中駅周辺は、90年代より再開発が行われ、駅周辺のショッピング環境や住環境が劇的に整備されました。同じく再開発で、近年劇的に変化をし続けている千葉同様、駅周辺が充実しており生活利便性の高い街です。

大森

千葉市には縄文時代の貝塚が世界一と言われるほど集まっています。そのことは、太古の昔から住みやすい住環境であったことを象徴していると言われています。東京都内で最も貝塚が多く発見されているのは大田区で、大森には大森貝塚があります。
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客層

【平日/昼】
平日昼間の千葉駅周辺は、オフィスワーカーやショッピング客で賑わいます。東京のベッドタウンというイメージも強い千葉ですが、昼夜の人口比率が97.9%とほぼ100%に近く、昼と夜の人口差がかなり少ない点が特徴です。
どちらかというと千葉市内で雇用が発生しており独立した経済圏を保っている都市ということができます。そのため、平日昼間に都内に人が流れてしまうということはありません。ランチの平均価格は1,000円以下です。

【平日/夜】【土日】
上述の通り、千葉は昼夜の人口比率の差が少なく、平日夜も昼と大きくは変わらない客層になります。平日昼間がオフィスワーカーなどおひとりさまも多いのに対し、平日夜や週末は、近隣在住のファミリー層が増えることが予想されます。ディナーの平均価格は、3,000円〜4,000円です。

人口特性

千葉市の人口は、2022年2022年1月1日のデータで、977,306人で、世帯数は454,588世帯となっています。2020年の国勢調査によると男性が481,246人、女性が 493,705人で少し女性の人口が多めです。全体の人口数の中でも、15歳〜64歳の生産年齢人口は602,063人となっており、平均年齢は47歳です。

乗降人数

IR千葉駅の1日の乗車人数は、2019年度のデータで107,829人、千葉モノレールが13,183人となっています。2019年までの過去５年間をみてみると、年々上昇傾向にあります。JR東日本管内の駅では戸塚駅に次いで第29位、千葉県内では西船橋駅・船橋駅・柏駅に次ぐ第4位の乗車人数となっています。

賃貸相場

千葉駅の賃貸相場は、ワンルーム・１K・１DK・2DKが6万円台、1LDKになると9万円台に上がります。2LDK・３LDKはそれぞれ13.5万円・15.8万円となっており、このデータからも千葉駅周辺は、ファミリー層の需要が高いことが伺えます。

店舗賃料相場

千葉駅周辺の店舗物件の平均坪単価は16,417円です。また、周辺の店舗で最も多いのが、月20万円未満の賃料の店舗で、こちらが全体の33%を占めています。次いで多いのが20万~40万で全体の29%となっており、このことからも千葉駅周辺は比較的安くお店を借りられることがわかります。
なお千葉駅周辺の最低坪単価は、4,824円、最高坪単価は99,404円となっています。

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