開業ブログ
【第22話】こども食堂繋がりで知り合った詩人さん
山田 耕路 さん

こんにちは、焼鳥酒場 鶏のから騒ぎのこー爺(じぃ)です。
世間はまだまだ自粛中ですが、お店の準備をしていると夜20時をほとんど過ぎてしまい、スーパーへ行くと閉店している。
近所でやっているのはコンビニ・オリジン弁当さんくらい・・・
コンビニで買った野菜サラダを食べていたら今朝3キロ体重が減っていました。
こー爺(じぃ)はわがままバディなのでこれは良いことなのか!?
取り合えずお店も自分もスリム化目指します(笑)
さて、先月の話ですが、前の職場の広報部の責任者からいきなりお電話がありました。
前の職場は、全国に病院や介護施設など350施設を運営する日本最大級(世界でもトップクラス)の医療機関でした。
こー爺(じぃ)はその本部の食材バイヤーだったんですが、そんな大組織の広報部の責任者U編集長からの電話でしたので驚くのも無理はない。
内容は、
知り合いが長野で子供食堂を支援している仕事をしているので、紹介出来るという事でした。
毎日全国を飛び回って医療現場を取材して、全国に生の声を発信しているU編集長のチームには在職中から大変お世話になっており、
退職してからも気にかけてくれている事が本当に嬉しい。
こー爺(じぃ)が掲げている子供食堂(家族の台所プロジェクト)を是が非でも成功させないといけないと強く思いました。
さっそく繋いで貰うことをお願いしましたら、さすがU編集長、仕事が早い!
すぐにご紹介の知人の方からお電話が入りました。
ご紹介頂いたのは実名表記しますが「井上 優」さん。
ウィキペディアにも紹介されている日本の詩人の方でした。
今は長野県で知り合いの子供食堂を支援しているそうです。
井上さんはご自身の筆の力も使い、子供食堂を支援しているそうです。
下記は井上さん監修の「社会派絵本」から題名「こどものなみだ」より抜粋してご紹介します。
こどものなみだ。
体調が悪くても親が財布を見て、病院に連れて行ってもらえない」
こどものなみだ。
「朝ごはん、てゆうか前日の晩ごはんから食べてない。ああやっと給食の時間だ。でも父さん母さんが給食費を払ってくれてない。ただ飯、食ってるとクラスメイトから言われる」。
こどものなみだ。
「学校終わって帰宅してもいつも親がいない。だから話し相手がいない」。
こどものなみだ。
「これでパンでも食べてなさいと言われ100円玉もらっても消費税が払えないので30円の駄菓子3個と公園の水で腹を満たす」。
こどものなみだ。
「野球部に入りたくてもグラブやユニフォーム、靴一式6万円もして買えないのであきらめる」。
こどものなみだ。 家族だんらんを経験したことがない。「あれはテレビの演出なんでしょ」。
こどものなみだ。
「入学式や卒業式。クラスメイトは晴れがましい姿なのに自分は上下ジャージだ」。
こどものなみだ。
「外は積雪30㎝。長靴がないのでスニーカー。もろ雪が靴に入ってくる。しかも靴下も履いてないから霜焼けになりそうだ」。 こどものなみだ。
ある教師がつぶやいた。「夏休み、冬休み。長期休みが明けるとクラスに必ず2~3人げっそり痩せてくる子がいるんです」。
2017年、東京の子ども食堂のご主人が嘆いた。俺たちが3年間やってきても一向に子ども達の体重が増えないんだ。 こどものなみだ。 「お父さんもお母さんも働いているので時間の都合が付かない。だから家族で旅行に行った思い出がない」。
こどものなみだ。
「一週間以上、風呂入ってない。風呂入ってないので体がにおって、くさいくさいとイジメられるので消臭スプレーがほしい」。
こどものなみだ。
「お母さんが新しい彼氏のところに行って、しばらく帰って来ない。もう3日、私も弟もご飯食べてない」。
こどものなみだ。
「ああ、今年もお年玉くれる人がいなかった。おじいちゃん、おばあちゃんに会ったことがないな」。
こどものなみだ。
「誕生日やXmasにプレゼントがない。教室ではクラスメイトたちが何を貰ったとやり取りしている」。
こどもとママのなみだ。
「この子にとってこの子ども食堂での食事が生まれて初めての外食なんです」。
如何でしょうか。
井上さんは更にこう書かれています。
いつまで私は書かなければならないのでしょうか?
さあ、こんな状況を作り出し放置している政治・社会に、政治家にアクションを起こしましょうよ。電話掛けるもよし、投票に行くもよし。
そして、あなたに出来る範囲で可能なことを地元から手掛けてみませんか?
私たちにできることは意外に多いことに、気づくと思います。
こどもは未来です。そして一番弱い存在です。
こどものなみだで、日本が悲しみの海になってしまう前に手を取り合いませんか?
こー爺(じぃ)に出来ることは小さい事かもしれませんが、まずは創業する中板橋から子供食堂という形で少しづつ発信出来ればと思います。
少しでも支援してくれる個人・企業の方を募集しています。
5月7日のグランドオープンから、動きます!!!
本日も最後までお読み頂きまして有難うございます!!皆様の応援コメント、励みになっています!

経営
山田 耕路さん
高校卒業1週間後、地元の北海道より役者になる為に上京。
大手劇団に所属するも、自分の目指す芝居と方向性が違う為、1年後に自分で小劇団を立ち上げ、約9年運営。
劇団運営中、知り合った別の劇団の嫁と結婚を機に飲食業の世界に就職。
自分の接客・料理でお客様が喜ばれる事が肌で感じられ、舞台のスポットライトとはまた違うやりがいを感じ、天職と思い20年以上勤務。
外食・中食・給食と様々な経験をして、残りの人生を「社会に飲食業で貢献する」仕事をしたいと独立を決意。
夢は「毎日オープンしているこども食堂」を開く事!
中板橋駅前にて、2020年4月20日に『焼鳥酒場 鶏のから騒ぎ』をオープン!
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