毎年恒例の「住みたい街ランキング」で近年、堂々の3位に選ばれた東京都豊島区の池袋。にぎやかで活気のある以前からのイメージに加え、オシャレな施設やショップの出店も目立つなど女性が見ても、“遊びたい・住みたい”とその評価は上々です。今回は、そんな池袋の地域情報を、さまざまな視点からお届けします。加えて、池袋での飲食店開業に欠かせない貴重なデータも取り寄せてご紹介しますので、合わせてご一読ください。

成長する副都心・池袋

池袋は、新宿・渋谷とともに、東京メガロポリスを形成する副都心のひとつです。池袋駅周辺には東武百貨店や西武百貨店をはじめとする大型商業施設、各種専門店、飲食店が立ち並びます。東口にはオフィスビルでありながら水族館などのレジャーも楽しめるサンシャインシティがあり、若者のデートスポットとしても定着。西口へ行くと東京芸術劇場があり、音楽や美術、古典芸能などさまざまなイベントを楽しむことができます。

池袋のアクセス情報

池袋の魅力はさまざまですが、まず注目されるのは交通アクセスのよさ。池袋駅にはJR・私鉄合わせて4社8路線が乗り合わせています。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、地下鉄有楽町線、丸ノ内線、副都心線が利用可能で、新宿や渋谷、銀座、丸の内など、都内のどこへ移動するにもスムーズです。

そんな巨大ターミナル駅からは、1日を通して大量の乗客が駅から街へ流れていく風景が見られます。池袋駅の1日平均の乗降客数は、271万人。世界第1位の新宿駅に次ぐ多さを誇ります。また、池袋駅には鉄道機関だけでなく、大型バスターミナルも設置されており、浅草方面や東京ドームへも気軽に足を伸ばすことができます。

意外に古い池袋の歴史

若者の間で「ブクロ」の愛称で親しまれている池袋。気になる地名の由来は、現在の池袋西口の位置に存在した袋池(丸池)から来ると言われていますが、確かなことは分かりません。ただし、その歴史は意外と古く、戦国時代に記された文献にその地名が見られます。『小田原衆所領役帳』に「太田新六郎知行三貫五百文池袋」とあり、遅くとも中世には池袋という地名が存在していたことになります。池袋近隣の「長崎」「雑司ヶ谷」「巣鴨」「高田」などの地名も確認できることから、池袋を含む周辺地域の地名は中世よりその歴史が続いてきたと考えてよいでしょう。

池袋が「住みたい街3位」に

毎年、『リクルート住まいカンパニー』が発表する「住みたい街ランキング」。2014年に池袋が堂々の3位に選ばれました。「住みたい街ランキング」といえば、毎年上位に吉祥寺や恵比寿などが選ばれることで有名ですが、2013年に13位だった池袋が3位に急上昇したことで注目を集めました。しかも池袋は、不動産会社が発表した「借りて住みたい街ランキング」では吉祥寺・恵比寿を押さえて1位に選ばれたほどです。充実した交通アクセスが生み出す都市の利便性に加え、商業施設や観光施設も充実、大学や文化施設もそろっており、改めてその街の魅力が都民や近隣地域の住民に見直されているようです。

「オシャレな街」へと脱皮した池袋

昔ながらの飲食店街が多く、どこか大衆的な臭いがあった池袋ですが、最近では「街が急速にオシャレ化してきた」との評判もあります。女性をターゲットにしたオシャレな商業施設「Esola池袋」「Echika池袋」「ルミネ池袋」「WACCA池袋」が続々オープンし、女性やカップルの姿が目立つようになりました。女性向けのショップが増えたことで、池袋で働きたいと思う女性も増えてきています。また、「乙女ロード」と呼ばれるアニメやアイドル好きのオタク系女子の聖地も誕生。秋葉原とならぶオタクの人気スポットとして活気づいています。

東と西で違う顔を持つ魅力

池袋駅の特徴として面白いのは、駅の東西口でそれぞれ違う表情を持っているところ。東口を出れば、商業施設や巨大歓楽街、飲食店街が立ち並び、終日多くの人出でにぎわう活気の良さです。一方西口は、東口と対照的に穏やかで落ち着いた雰囲気。駅から歩いて数分の場所にある東京芸術劇場は、建物自体がまるで巨大オブジェのような造形美を誇ります。東口が商業の中核地としての顔を持っているとすれば、西口はアートが楽しめる文化都市と言えるでしょう。

ちなみに、東武百貨店は池袋の西口、西武百貨店は池袋東口に立地しています。それぞれの百貨店は、なぜ名称と反対の方角を立地に選んだのでしょうか?そんな謎めいたところも、池袋という街の興味深いところであります。

都市開発計画で、さらに変化を見せる池袋

池袋駅周辺は、2015年、「特定都市再生緊急整備地域」に指定されました。“消滅可能性都市から持続発展都市へ”をコンセプトに、東京都豊島区が推し進める都市開発プロジェクトです。少子高齢化の波は、人口密集地域である東京都でも無縁の話ではありません。近い将来予測されるリスクに備え、豊島区では早い段階で次世代を見据えた都市計画をかたちにするための取り組みにまい進しています。

都市開発の一環として2015年に東池袋に整備されたのが、「としまエコミューゼタウン」です。豊島区役所とマンションをすっぽり収めた地上49階建ての超高層ビルディングは、今後の都市計画の大きな拠点としての機能を持ちます。

また、池袋西口でも大規模再開発構想があります。駅前の約4.5ヘクタールの再開発で、高層ビル3棟やバスターミナル建設を計画。西口のイメージを変える新たな魅力が生まれるものと期待されています。

どんな飲食店がある?

さまざまな飲食店が立ち並ぶ池袋でもっとも多いお店は、和食店舗でその数963店舗。その次に居酒屋737店舗と続きます。イタリアン・フレンチや中華などもあり、和洋中さまざまな料理を楽しめますが、韓国料理のお店は多くない印象です。

どんな飲食店が出店チャンス!?

池袋は和食と居酒屋が繁盛しているので、同系列の店舗がもうかりやすいと考えられます。繁盛店と同じジャンルもお店であれば、認知度の高まりが期待できて、集客も見込めます。また、競争意識も高まりサービスの向上も期待できるでしょう。

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居酒屋の居抜き
和食屋の居抜き
うどん・そばの居抜き

周辺の主なスポット

・サンシャインシティ
・サンシャインシティプリンスホテル
・シネマサンシャイン池袋
・サンシャイン水族館
・サンシャイン60展望台
・ナンジャタウン
・池袋パルコ
・東京芸術劇場
・西武池袋本店
・Wacca 池袋
・ルミネ池袋・東武プラザ館
・池袋西口公園
・シネマロサ
・シネ・リーブル池袋

池袋に似た地域

■六本木
六本木には東京ミッドタウンや六本木ヒルズなどの大型商業施設があり、池袋にもルミネやパルコ、サンシャインシティといった大型商業施設がある点が似ています。
■上野
上野駅広小路口と不忍口の近くには、飲食店がにぎわうアメ横などの繁華街があります。池袋には居酒屋などのお店が多く、上野をほうふつとさせます。
■新宿
池袋駅は新宿駅の次に利用乗車人数が多い駅です。新宿は11路線使うことができ、池袋駅も9路線利用可能。利用人数が多く、アクセスが便利な点が池袋と類似しています。

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六本木・上野・新宿の居抜き物件一覧
  

どんな客層?

【平日/昼】
池袋のランチ単価は1000円程度です。平日の昼間人口は夜間よりも多く人がいるため、どの飲食店もお昼時は混み合っていることが予想されます。客層は、池袋で勤務するビジネスマンや地元住民であると考えられます。
【平日/夜】
池袋のディナー単価は2000円から3000円程度と見られています。昼より夜の方が人口は少なくなるので、夜は比較的落ち着いた雰囲気です。埼玉からアクセスしやすいため、地元客以外の人も来店するかもしれません。

人口特性

池袋は日本人・外国人共に人口は増えてきています。池袋駅はさまざまな路線にアクセスできて、街には商業施設や飲食店、文化・教育施設などが充実。生活するうえで便利なエリアのため、人口が増加傾向にあると考えられます。

乗降人数

池袋駅の乗降人員数は、JR東日本の池袋駅で559,920人、東武鉄道池袋駅で479,869人、西武鉄道池袋駅で484,951人、東京メトロ池袋駅で557,043人です。(いずれも2016年調べ)JR東日本・東京メトロは増加傾向にありますが、東武鉄道・西武鉄道は近年50万人を割り込むようになりました。

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池袋の賃貸相場

池袋駅周辺の賃貸相場は、ワンルームが約8万円、1Kと2Kは9万円前後です。1DKと2DKはおのおのおよそ11万円と14万円、1LDKなら15万円を超え2LDKと3LDKは20万円を超えます。なお、豊島区全体の相場と比較すると少し高いという印象です。

池袋の店舗賃料相場

池袋駅周辺の店舗賃料相場は、平均坪単価25,123円(最高坪単価75,150円・最低坪単価8,944円)となっています。賃料別にみると20万円~40万円が一番多く、全体の3割が占めています。80万円~100万円の賃貸店舗も2割弱利用されているようです。