飲食開業マニュアル

周辺環境を調査する

STEP3
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内見で失敗しないために」では、内見の目的は建物の内部を見学することだけではなく、どんな周辺環境に物件が立地しているかをチェックする意味合いも大きいということをお伝えしました。

お店のサービス内容や内装などは後から変えることができても、店舗の周辺環境は変えようと思ってもできません。だからこそ、オープン前に念入りにチェックしておくことが必要です。

ここでは、内見時の周辺環境のチェックポイントや気を付けるべき点について、具体的にお伝えしていきます。
 

競合店ときくと、ないほうがいいと思ってしまいがちですが、競合店が近くにあることは、その立地に自分のやろうとしている業態のニーズがあるということにもなります。まずは、自分のお店と似通ったコンセプトのお店が近くに何店舗あるかをチェックし、席数と空席状態を確認してみましょう。

ちなみに競合店=同業態とは限りません。同じような価格帯で似通った客層をターゲットにしている店舗であれば競合店となりえます。たとえ業態が異なってもそのようなお店はチェックするようにしましょう。

また、競合店との距離も重要です。集客力の高い競合店がある場合、少し離れた場所にあるよりも近い距離にあるほうが自分のお店にプラスに働くことは多いといえます。

 

人通りは多いほど潜在的な客数は多いといえますが、それがそのまま自分のお店にきてくれるとは限りません。周辺調査をする際には物件の前で張り込みをし、ターゲット層がどのくらい店の前を通るのかをチェックしましょう。

例えば若い女性客をターゲットとしたカフェをやりたい場合、人通りは多いが年齢層が高めの男性客が多い立地よりも、人通りは少なめだが若い女性が多い立地のほうがいいに決まっています。人通りが多い立地はその分坪単価も高いため、開店後の賃料支出が大きくなります。収入が見合っていればよいですが、ターゲット層の見極めを誤ってしまうと見込んでいた収入が得られず出費だけがかさんでしまうことになります。

つまり、物件の周辺環境をチェックする際には、単純な人通りの多さではなくターゲット層がどれだけいるかという視点でみることが大切です。

 

同じ場所でも、昼にみた印象と夜に見た印象がずいぶん違うということもあり得ます。また、雨天時晴天時、平日と休日などによっても人通りは変わります。そのため、上記のポイントを踏まえ、日にちや時間を変えて何度かチェックしてみることが大切です。
 

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