飲食開業マニュアル

インターネットを使った集客法

STEP7
  • 経営

飲食店にとって、お店に来てくれるお客様を増やすことは、経営の安定にもつながるとても重要なミッションの一つです。そのために、販促や宣伝は欠かせません。

自分のお店を宣伝する方法はたくさんありますが、中でも一人一台パソコンやスマートフォンを持っているのが当たり前の現在、もっとも有効な方法としてインターネットを使った宣伝方法があります。

ここでは、自社のホームページやSNS、Googleマイビジネスなどをうまく活用した、飲食店の集客方法についてみていきたいと思います。

自社のホームページをつくる

まずは自分で自由に情報発信ができる自社のホームページをつくってみましょう。
作成方法は、業者に委託する方法と自身で作成する場合の2パターンが存在します。
業者に委託する場合はデザイン費や製作費が掛かりますが、プロが制作するため出来栄えはお金をかけるほど良くなります。また、テンプレートという決まった方に情報を入れ込んで作成するというサービスもあり、こちらは決まった形にはなってしまいますが比較的安価に制作することができます。
個人で制作する場合はhtmlなどの知識を要しますが、今では簡単に作成・更新できるツールもあるため、少しの勉強で自作できるようになりました。この場合のデメリットとしては制作に時間を割いてしまうことと、簡易ツールで制作した場合は業者に委託するよりもクオリティは下がってしまう点があるため、注意が必要です。

自社のホームページをつくるメリットは、まず第一に、お客様に安心と信頼を持ってもらえるということです。つまり「ここのお店はホームページを持っているんだ」=「ちゃんとしたお店だ」という認識につながるのです。
また、自社サイトのため好きなようにデザインやキャッチコピーを考えることができます。つまり、お客様に知ってもらいたいお店の魅力を自由に発信し、より詳しい情報を知ってもらうことができる場として自社のホームページがあるのです。お店のイメージやコンセプトと連動した質の高いホームページにすれば、広報力も高まるでしょう。

SNSを活用する

主にユーザーとのコミュニケーションを目的としたツールがFacebookやTwitter、Instagram、LINE公式アカウントに代表されるSNSです。ホームページよりも手軽に始められ、お客様(=ユーザー)との距離が近い点が特徴です。
お店のアカウントをフォローしてくれている人=お店に興味を持ってくれている人なので、集客につながるピンポイントな情報を、リアルタイムで発信できるのも魅力の一つです。
フォロワーと繋がることにより、「リプライ」と呼ばれる返信機能を使って直接の声掛けができるほか、自信のお店について投稿してくれたお客様をSNS内の検索機能を駆使して探し、直接お礼や再訪のお願いができる点も魅力的です。

SNSの活用方法については「SNSを上手に活用する」で詳しくご説明しますが、利用するアプリケーションによってもユーザー層が異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで利用することをおすすめします。

Googleマイビジネスを活用する

スマートフォンで飲食店を検索する際、「浜松町 ラーメン」のように地名+業態で検索する人は多いと思います。そうするとMAPとあわせて上位3件の情報が画面のトップにでてきます。このサービスをGoogleマイビジネスといいます。さらにGoogleマイビジネスを利用すれば、Googlemap上にも店舗情報が反映されるようになるため、お店の場所と名前を多くの人に知ってもらうことが可能になります。飲食店であれば必ず登録しておくべきサービスといえるでしょう。

メールマガジン

SNSはアカウントを持っている人に対象が限定されますが、メルマガであればメールアドレスさえ持っていれば登録ができるため、より幅広い層に情報発信することが可能になります。

さまざまなメールマガジンサービスがありますが、登録時のユーザーの手間を省いた「空メール登録機能」、収集したメールアドレスをエクセルに落とし込める「データベース構築機能」、携帯メールに届けられる「携帯メール機能」が最低限備わったサービスを選ぶことをおすすめします。
 

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