ビフォーアフター

ちょっとしたアイデアで雰囲気が一変!居抜きを活かしたローコストな店舗づくり

山下 勲
ちょっとしたアイデアで雰囲気が一変!居抜きを活かしたローコストな店舗づくり

外観

Before

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After

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もともとあった引き戸の表面に、新しく格子状の木材を取り付け、落ち着いた和の雰囲気と高級感を演出している。もともと木材でできていた扉横の縦長のスペースには、店の屋号がわかる看板を設置。「日本酒を扱う店」というのが伝わるようにと、目立つ位置に杉玉を飾り付けている。

1階

Before

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After

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クリーム色だった壁の色を黒と赤に塗り替えた以外は、ほとんど変えていない。厨房内も、鉄板を外し、中華用の五徳を入れ、カウンター前に耐熱ガラスを取り付けた以外はそのまま。

2階

Before

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After

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1階同様、テーブルや椅子、床などは手を加えずに使用。壁の色をクリーム色から黒へ変更し、デッドスペースになっていた左奥の倉庫を解体、そこにバーカウンターを設置した。

レビュー

京王新線で新宿から2駅の幡ヶ谷駅至近の「酒廊 而空」は、賑やかな甲州街道から一本裏に入った細い通りに面しているため、「駅近」と「隠れ家」という相反する特徴を併せ持った稀有な店だ。四川料理と日本酒という意表をつくペアリングがウリで、酒匠の資格を持つオーナーの山下勲さんが、それぞれの料理に合う日本酒を提案してくれるペアリングコースも人気を博している。

基本的に前テナントの内外装を活かし、手を加えた部分が少ないのが、この店の特徴だ。

一番大きく変えたというファサード部分は、既存の扉に格子・看板・オブジェを付け足すことによって、以前の大衆的な雰囲気からうってかわった、高級感ある店構えへと一変。店内は、1、2階ともに床、カウンター、テーブル、椅子などはすべてそのまま使用しているものの、壁の色を黒く塗り替えることによって、空間全体を引き締めてみせている。

強い火力を扱う中華の厨房は、オープンキッチンでも、お客さんに背中を向けた配置で作るのが一般的だそうだが、今回は、カウンターと厨房の間に耐熱ガラスを設置するというアイデアで、大規模な工事を避け、安全面にも配慮することに成功。

山下さんが地元の友人デザイナーと相談しながら考えたというプランは、マイナーチェンジで最大限の効果を引き出す、居抜きの利を活かした店づくりの好例といえる。

四川料理×日本酒という店のコンセプトを、内装で表現するのは難しいが、趣ある和の雰囲気と、赤と黒を基調とした内装イメージで、二つの個性をうまく融合させている点も、さすがといえる。

店舗情報


  • 住所: 東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-4 第2定石ビル1F
  • 電話: 050-5593-7970
  • 営業時間: 12:00〜14:00 18:00~23:00(L.O.22:00)
  • 業種: 中華料理
  • 地域: 渋谷区幡ヶ谷
  • 初期設備: 居抜き
この記事で紹介された人
山下 勲さん

調理師専門学校を卒業後、品川プリンスホテル内の中華料理店で2年、その後代々木上原(現在は麻布十番)の四川料理の名店「飄香(ピャオシャン)」で8年間修行する。途中、向学のためフレンチでサービスの仕事も経験。開業資金を貯めるために居酒屋2年で勤務し、2017年4月に「酒廊 而空」をオープンさせた。 もっと読む

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