街レポート

門前仲町(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

門前仲町(江東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

古くは永代寺から、現存する富岡八幡宮や深川不動堂など著名な寺社仏閣の門前町として名高い門前仲町は、東京都江東区の西部に位置します。今回は、江戸の風情を今に残す門前仲町の特徴や魅力をご紹介します。

江戸の昔から栄えた社寺仏閣の門前町

門前仲町は旧深川区にあたり、活気のある商店街や大通り、地下鉄やバスなどの公共交通機関も数多く通る深川地域を代表する要所のひとつです。江戸時代から続く祭りや歴史ある街並みからも下町の人情を感じられるため、下町好きにはたまらない魅力的あふれる街です。また、近隣には隅田川や大横川をはじめ、大小さまざまな川や公園などの緑豊かな自然も多く、都心にいながら落ち着いた暮らしが可能であるため、雑居ビルが立ち並ぶような街が苦手な方からも人気があります。

整然とした街並みに江戸情緒を感じられる門前仲町では、古くから続く縁日や社寺に関するイベントが多く開催されています。毎月1・15・28日と3回も開催されている縁日には、富岡八幡宮と深川不動堂の参道や永代通りの商店街に約350軒もの露店が軒を連ね、毎回多くの人でにぎわいます。

入り組んだ道などはほとんどなく、碁盤のように区画整理された街並みには大型の商業施設などはほとんどありません。老舗の和菓子店や飲食店などの個人商店が今も残り、江戸から続く活気ある下町の情緒を今に感じさせてくれます。人情味あふれる江戸っ子気質の気さくな住人が多く住み、下町好きの方を中心に密かな人気を集めているようです。辰巳芸者を擁する花街として栄えていた歴史もあり、その名残を感じられる飲み屋街「辰巳新道」では、小規模ながらも笑い声の絶えないお店がひしめきあっています。

また、門前仲町は「大日本沿海興地全図」で知られる伊能忠敬のゆかりの地であり、測量の際に富岡八幡宮にお参りしてから旅立ったとされています。そのことにちなみ、2001年(平成13年)に富岡八幡宮境内に伊能忠敬像が建立されました。

富岡八幡宮

1624年(寛永4年)「富岡八幡宮」は、長盛法師によって江戸時代初期に永代島に創建されたとされています。当時は「永代嶋八幡宮」と呼ばれ、60,508坪もの社有地があったようです。また、長盛法師は同敷地内に別当寺院として「永代寺」も建設しています。江戸時代は神仏習合の文化があり仏僧が神社を創建することは珍しくありませんでした。永代寺は神仏分離令によって廃寺となったため、旧永代寺の塔頭であった吉祥院が1896年(明治29年)に永代寺の名を引き継ぎました。

富岡八幡宮の社殿は、1945年(昭和20年)3月10日の東京大空襲で焼失してしまったため、1956年(昭和31年)に新たに造営され現在の姿になりました。江戸最大の八幡宮であった富岡八幡宮では、毎年8月15日前後に祭礼である「深川八幡祭り」が開催され、江戸三大祭りのひとつに数えられます。1642年に江戸幕府の命により徳川家光が長男家綱の世継ぎ祝賀を行ったのが始まりとされており、約370年の歴史を誇ります。

江戸時代には、あまりにも多くの人が押し入ったことにより、永代橋が崩落してしまったこともあるほど人気だったようです。「わっしょい、わっしょい!」の伝統的な掛け声とともに、各町の氏子が町神輿を担いで繰り出す姿はまさに壮観です。暑さよけや清めのため、沿道の観衆から担ぎ手に水が浴びせられるため、「水かけ祭り」と別称されることもあります。なお、水かけであれば誰でも参加することが可能です。

深川不動王

「成田山深川不動堂」は、千葉県成田市にある成田山新勝寺の東京別院です。江戸時代初期、歌舞伎役者の市川團十郎が演じた不動明王の芝居などにより、江戸っ子の間で成田山の不動明王を拝観したいという風潮が高まります。これを受けて1703年(元禄16年)、成田不動の秘仏特別公開(出開帳)が、富岡八幡宮の別当寺院・永代寺で開かれたのが始まりとされています。

神仏分離令によって永代寺が廃寺となってからも人々の不動尊信仰はやまず、1878年(明治11年)には東京府により、「深川不動堂」として現在の位置での存続がり認められています。1881年(明治14年)に本堂が完成するも、関東大震災・東京大空襲による危機にひんしていますが、本尊は焼失を免れました。

抜群の交通アクセス

門前仲町には、東京メトロ東西線・都営地下鉄大江戸線の2線が乗り入れ、接続駅となっている門前仲町駅があります。1698年(元禄11年)に隅田川にかけられた「永代橋」は、深川と日本橋を結ぶ橋としてかけられました。銀座や築地もタクシーですぐの位置にあり、大手町まで約6分、直通または乗り換えを含めると新宿・渋谷・池袋などの各主要都市まで30分以内で行けるため、通勤やショッピングにも非常に便利です。一日平均乗降人員は東京メトロで約12万人、都営地下鉄で約8.5万人と、合わせて20万人を超えます。

また、徒歩圏内でJR京葉線の越中島駅も利用できるため、東京ディズニーランドまでも約13分と抜群のアクセスを誇ります。その利便性の良さからも、住みたい街ランキングや住んでよかった街ランキングにも常に上位に名前があがるほど人気のある街です。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

門前仲町では、花街時代の名残が感じられる辰巳新道や名物の深川丼を提供する店が軒を連ねています。その影響もあってか、門前仲町にある飲食店約1,000件中、居酒屋が304件、和食が325件と全体の6割以上を占めています。

どんな業態が出店チャンス?

門前仲町へは、名物となっている深川丼を目当てに訪れる方も多いため、居酒屋や和食店の出店がチャンスといえます。しかし古くから続く老舗店も多いため、伝統の味に引けを取らない確かな味、または革新的な味が必要になるでしょう。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・富岡八幡宮
・深川不動堂
・辰巳新道
・越中島公園
・古石場川親水公園
・永代寺
・深川東京モダン館
・深川ゑんま堂
・深川ワイナリー
・深川スポーツセンター
・清澄庭園
・木場公園
・永代橋
・明治丸
・深川江戸資料館
・浄土宗 心行寺
・八幡宮一の鳥居跡

門前仲町に似た地域

清澄白河

隣町である清澄白河には、飲食店が多いという共通点があります。オシャレなカフェや素材にこだわったおいしいパン屋さんなど、若者に人気のお店が多く集まっている隠れた穴場スポットでもあるようです。

茅場町

永代橋を挟んで隣に位置する茅場町もまた、アクセスの良い街として門前仲町と似ている街といえます。東京メトロ東西線と日比谷線の2線が通り、東京駅も徒歩圏内です。

浅草

浅草もまた門前仲町同様、「下町」と聞いて思い出される街の代表のひとつでしょう。歴史ある浅草寺や花やしきなどが今も残り、下町風情を感じられる街です。
浅草(台東区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

類似地域 周辺の募集物件一覧

清澄白河・茅場町・浅草の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
門前仲町のある江東区の昼間の人口は454,680人となっています。日中はサラリーマンなどでにぎわうため、ランチの平均単価は1,000円以内とリーズナブルになっています。ランチで名物の深川丼を選択する観光客も多いようです。

【平日/夜】【土日】
夜間人口は376,784人と昼間よりは若干少なくはなりますが、活気ある飲み屋街を有する門前仲町では、夜間も仕事終わりのサラリーマンでにぎわいます。築地も近いため新鮮な魚介類を堪能できる店も多いようです。ディナータイムの平均単価3,000~4,000円となっています。

人口特性

門前仲町の総世帯数は1,451、人口総数は2,263人です。そのうち男性が1,110人、女性が1,153人と、若干女性の人数が多いようですが、目立った数字の変化は見られません。都心へのアクセスの良さから単身のサラリーマンに人気が高いようですが、下町好きの方やファミリー層にも人気のエリアです。

乗降人数

2016年度、門前仲町駅を通る2線の1日平均条項人数は、東京メトロ東西線で117,697人、都営地下鉄大江戸線で86,178人です。大江戸線に関しては、開業当初の乗車人員見込みは55,000人でしたが、現在はその数を大きく上回る数字が出ています。

門前仲町の賃貸相場

門前仲町の家賃相場は、1Rや1Kで8~10万円前後、1LDK以上となると12万円以上が相場になるようです。ファミリー向けの2LDK・3LDKともなると20万円前後になり、やや高めの印象ではありますが、交通の便を考えると妥当なラインといえます。

門前仲町の店舗賃料相場

門前仲町駅周辺の店舗賃料相場は、全体の約4割が20~40万円の店舗が占め、平均坪単価20,163円となっています。平均坪単価に関しては、2017年には18,000円代まで低下していましたが、2018年になると23,000円代まで上昇しているようです。

門前仲町(江東区)エリアの居抜き店舗物件を見る

Copyright © ABC TENPO Inc, All Rights Reserved.