新橋駅で居抜き物件を探すためのエリア情報
駅の特徴
JR、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線、ゆりかもめの駅。電車、地下鉄だけでなく、バス路線も多く、深夜急行バスが多く発着する。
駅直結の地下街「ウィング新橋」には、ラーメンやパスタ、カレーなどの食事業態が多く入居。ランチから仕事終わりの会社員で賑わう。さらに、飲食店やコワーキングスペースなどが入居する「新橋駅前ビル」も地下通路から直結で行くことも可能だ。
駅利用者
1日の乗降客数(2019年度)
JR:27万8334人
東京メトロ:24万7103人
都営地下鉄:10万183人
ゆりかもめ:6万3123人
昼間人口:41.3万人
夜間人口:0.8万人※ともに2015年
街の特徴
新橋=サラリーマンの街。昼間人口が41万人超と、都心の中でも多いのが特徴だ。
また新橋駅といえば「新橋SL広場(新橋駅西口広場)」。1972年にC11形蒸気機関車が設置され、待ち合わせスポットや、街頭インタビューが行われる場所としても有名だ。
駅東側は、汐留エリア。同地区に建設された巨大複合都市「汐留シオサイト」があり、劇団四季劇場[海]、「カレッタ汐留」「日本テレビタワー」など、来街者を集めるスポットが多数。また電通やソフトバンクグループ、富士通、全日本空輸など、大手企業が本社を構える地でもある。
「コンラッド東京」「ザ ロイヤルパークホテル 東京汐留」「パークホテル東京」といったホテルも並ぶのも汐留エリアの特徴。各種観光地へのアクセスのよさ、近隣飲食店の多さから観光客が多く滞在する。
駅南西側は、古くからの商店街や雑居ビルが混在。桜田公園を中心に、周辺は多くの飲食店が並ぶ歓楽街エリアとなっている。道路が狭い場所に密集するため、店頭に客席を設けるなど、新型コロナウイルス感染症予防対策に打って出る店も増えた。
14年には環状2号線の新橋・虎ノ門間が開通。地上部分は「新虎通り」と呼ばれ「パリのシャンゼリゼ大通りに匹敵する通り」を掲げ整備されたが、飲食店の出店が少なく、歩行者は少なめだ。
SL広場、「ニュー新橋ビル」、新橋3〜4丁目エリアは、再開発対象エリア。特にニュー新橋ビルは22年までの解体が予定されており、広場も含め解体後の跡地には30階建て前後の高層ビルの2棟が建設される計画だ。完成は23年頃。
駅周辺の飲食店の傾向
新橋駅の繁華街といえば、烏森口から有楽町方面へいく辺りだろう。JR高架下に始まり、辺りには雑居ビルが林立、大小飲食店が入居する。サラリーマンの聖地であることから、特に焼鳥やもつ焼き店、低価格の大衆酒場といった居酒屋業態が多い。
新橋でドミナント展開する焼きとん屋「まこちゃん」や、料理全品300円均一の「大露地」、おでんで有名な「お多幸」など、この地で昭和の時代から営業する老舗も多く、熱狂的なファンがついている。
解体が予定されている駅前の「ニュー新橋ビル」や、ゆりかもめ乗り場横の「新橋駅前ビル」にも、数多く飲食店が入居。サラリーマンが通う昔ながらの店が多い一方、近年ではそうした雰囲気を好む若い女性客も多く集まる。
銀座コリドー街が徒歩圏内。そのため、新橋のサラリーマンがコリドー街に流れるケースも少なくなく、汐留に務める大手企業の会社員が集まるスポットとなっている。
20年7月には、新橋駅〜有楽町駅の高架下にグルメ施設「日比谷グルメゾン」がオープン。渋谷や新宿でイタリアンバルを展開する外食企業の新業態「DRAスタンド」や、都内や大阪で人気のタイ料理店「タイ屋台999(カオカオカオ)」、そして東京、金沢、博多からよりすぐった人気店を集結させたフードコート型ラーメン店「RAMEN AVENUE」など計6店が出店する。
次いで9月には、同エリアに「日比谷OKUROJI」もオープン。大阪から東京初進出した「天ぷらとワイン」や、函館直送の魚介を使う「函館海鮮 うにくら」、ハラルやベジタリアン、ビーガン対応食を提供する「SOLEIL」など飲食店19店の他、物販店も入居。新橋界隈の新たなグルメスポットとして、話題を集めている。
アクセスしやすい駅・エリア
新橋駅から徒歩圏内でいうと、銀座7〜8丁目エリアや汐留エリア。銀座エリアは観光地でもあることから、観光客の流入も多い。また、銀座や汐留には高級店が多い一方、新橋はカジュアル店が多いため、反対に会社員が新橋に流れることも。汐留は劇団四季劇場があるため、上映演目によって来街者の増減が左右されることも多い。
反対側の内幸町駅や虎ノ門駅あたりは、多くのオフィスビルが立ち並ぶ。また愛宕エリアにも近く、この界隈は富裕層の居住地区となっている。