開業ブログ
夢のスタートライン②
松井 政貴 さん

皆さん、こんにちは! 只今開業準備中の松井です。
先日、工務店さんとテント(看板等)の業者さんと打ち合わせが終わりましたー!
イメージパース | ||
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妻がイメージパースを手作りで作成し、業者さんたちと交渉しました。 女性の目を引き、ふらっと気軽に立ち寄りやすいお店とコンセプトにありますので、ファサードやアトモスフィアは妻にお願いしました。本当に頼もしい限りです。
では、本題に… 前回のブログで予告したとおり「お店の業態はどうやって決めたか」について、時系列でお話していこうと思います。
またまた少し長くなりますが、お付き合い下さいますと嬉しいです。
私は外語学院を卒業後、海外で日本人向けの旅行ビジネスを起業したくて沢山のお金がすぐに必要でした。
その理由から就職せずにフリーターとなり、前職であるビアレストランのキリンシティで アルバイトを始めました。理由は家から近い、接客はファミレスで経験済。料理はほとんどやったことがなかったのでホール志望。 しかし、結果は…人材不足でキッチン採用!? もちろん専門用語はわかりません。包丁は怖くて触りたくありません。でも、作れないとお金を稼げません。すでに仲間や先輩、社員とすぐに仲良くなったので辞めたくないなーと。
では、その状況を打開する方法は僕が料理を勉強すれば解決!
そこで社員と先輩からご指導、レシピ本のマネ、食べ歩き(趣味)で勉強しました。自分自身段々と面白くなってきて周囲からもやる気を買われたのか、社員登用を勧められて面接へ。 …これが僕の外食産業への入り口でした。
それからの数十年間、様々なご縁が重なり修業を行いながら、ありがたいことに商品開発も務めさせて頂きました。
キリンシティでは、あらゆる国の料理をビール(酒類)に合うようにアレンジしており、全店対応型のおつまみサイズ(食事もあり)で開発。そして、お客様のもとへ届けます。ここでの料理は、オリジナリティ溢れ美味しいものを提供している誇りがありました。
しかし、自分のお店を開こうと考えた際には、ある一つの疑問に当たります。
それは「得意料理としてのジャンルは何か」ということ。
一般的な飲食店においてはイタリアンやフレンチ、和食など一言でシンプルに料理を伝えられますが、キリンシティでの経験則から私は『ビール(お酒)に合う料理』と抽象的にしか説明出来ません。これまで調理師学校や一つの料理に特化した専門店で修業をしてこなかったことから、この歳になって得意料理が具体的に何かと問われると答えることが出来なかったのです。
そこで、自分にマッチするジャンルを探そうと、沢山のお店を食べ歩き。
(まさに自分探しの様でした。)
そして、「スパイスカレー」に出会いました。
スパイスカレーは、スパイスの配合によって香りの際立ちや味わいに変化がもたらされます。その点が感動的であり魅了され、チャレンジしたくなりました。 それから、過去に偶然知り合ったスパイスカレーの有名店の方にすぐに連絡。実際に目の前でスパイスや調理のご教示をいただきました。本当に感謝でしかありません。
ただ、スパイスカレーのみではキリンシティで培ったスキルを十分に活かしきれず、これまでご指導いただいた方達にも報いることができないのでは…と感じました。
前職のキリンシティは、ビール(酒類)に合うことを前提に、月替わりの旬野菜を使用した料理を得意としています。過去には『旬本番』という期間限定のメニューカテゴリーがあったくらいです。 振り返ると、そうした野菜料理は他の飲食店に類を見せない、何十年も積み重ねられたノウハウとネットワークがあってのもの。そのことを、退職後に私は深く気づかされました。
「そうだ、僕は先人たちや一緒に働いていたメンバーから頂いたノウハウを自分のカラーで活かそう!」
そうと決めたら、商品に深みを得る為に『野菜ソムリエ』の資格をすぐに取得。 そして、食材のロス軽減策にも大きく貢献し、尚且つお肉の部位がミックスしてもうまみがしっかり味わえるようにと、様々な料理に汎用する『挽肉』を採用することにしました。もちろんキリンビール商品も。
すると、点と点がつながり『~こだわりのお野菜と挽肉料理のお店~』という線に。
こうして、私のお店の出店業態が決まったという訳です。
店名は、『東京Qeema』 (※キーマの「Q」の意味はABC店舗さんHP『物件の決め手』をご参照ください。)
ランチは、野菜ソムリエ松井のおすすめ『お野菜たっぷりキーマカレープレート』、『お野菜たっぷりガパオライスプレート』を名物に。この2品はトライ&エラーでブランディングしていきます。海外の方にも届けたいので、『東京』は名乗りたいとw 夜は立ち飲み、こだわりのお野菜料理と挽肉料理を小皿でリーズナブルに提供。食事での利用ももちろんOKです。
名物は、お野菜たっぷりタパスプレート。こだわりの一口メンチカツ。魚介も挽けば挽肉ということで、一口海老のメンチカツなどなど。アデリアレトロのグラスで映えるサワーも提供するかも…?
商品の開発で売価、原価粗利等は物価の変動により、情勢を加味してオープンギリギリまで精査する予定です。お客様も、従業員もwin-winで笑顔になれるように!! 画像は妻が初めて書いたイメージパースです! 工務店さんに褒めて頂けました。
次回、第三弾のブログテーマは『物件探しは本当にご縁』です。
退職日の前に内見して申し込んだ物件が2件、突然キャンセルになったところからすべての始まり( ノД`)…の巻(他の不動産屋さんです。)

経営
松井 政貴さん
大手飲食チェーンに長年勤務した末に、”自分のカラーを出せるお店を持ちたい”と独立開業を決意。
地元である荻窪にて物件をご契約いただき、挽肉料理店『東京Qeema』をオープンさせました!
【店舗アカウント】
■Twitter:@Qeema4 ■Instagram:tokyo_qeema ■Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100083154897989
【個人アカウント】
■Twitter:@qoochan50 ■Facebook:https://www.facebook.com/masaki.matsui.370
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