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飲食店はハッピーアワー導入で集客力アップ!メリットや方法を解説

飲食店はハッピーアワー導入で集客力アップ!メリットや方法を解説

皆さんはハッピーアワーを活用したことはありますか?
その名通り、ハッピーアワーはお酒を安く飲めるハッピーな時間帯のことです。
お店によっては半額になり高い割引率がお客さんから喜ばれています。

そこまで安くして大丈夫なの?と驚く人もいるようですが、もちろん大丈夫!
実は、お店側にも色々な狙いがあってやっています。
ハッピーアワーのその狙いが何か、目的やメリットなどご紹介します。

ハッピーアワーとは

バーや居酒屋などの飲食店が、ある一定の時間(だいたい平日16:00~19:00のことが多い)にお酒などのドリンクを普段の価格より割り引いて提供することをハッピーアワーといいます。
英語圏の国で広まっている文化で、1960年くらいから浸透しているそうです。

ハッピーアワーの目的

実際にハッピーアワーの時間帯にお店に入ると、とても得した気分になります。
お店によっては半額以下でお酒を提供してくれるところもありますが、そこまで安くする目的とは何があるのでしょうか?

ハッピーアワーに設定されている時間帯は、基本的に人が入りにくい時間帯です。
その時間帯に少しでもお客様に入ってもらうため、集客を目的にハッピーアワーを取り入れているお店がほとんど。
いくら暇な時間帯と言っても、スタッフは必ずその時間に働いていて、人件費がかかってしまいます。

それなら、例え利益が少なくなっても集客して、人件費分くらいは稼ぎたいという気持ちのお店が多いようです。

ハッピーアワーのメリット

ここでは、ハッピーアワーを店が導入するメリットに何があるかをまとめました。

<ハッピーアワーのメリット>
●集客率が上がる

飲食店のお客が少ない時間、いわゆるアイドルタイムにお客を呼び込むことになり、入店客を増やすことができます。

●従業員の待機時間を減らす
アイドルタイムは従業員の手持無沙汰な時間になりますが、ハッピーアワーを導入することでその無駄な待機時間を減らすことができます。

●回転率が上がる
アイドルタイムに人が入ることにより、客が増え結果的に一日の回転率アップにつながります。

●売上が発生する
ドリンクを割引で提供するとはいえ、お客が来たら売上は発生します。利益は通常より少ないですが、売り上げが上がります。

ハッピーアワーのデメリット

ハッピーアワーを導入すると、単純にいいことばかりのような気もしますが、取り入れることによるデメリットも合わせてご紹介します。

<ハッピーアワーのデメリット>
●顧客数の減少の恐れがある

お客さんからすれば、ハッピーアワーが導入されると、その時間はとても割引価格で楽しめます。
けれども、その時間に入った客がその後、正規料金の時に来客してくれるかは可能性として低くなってしまいます。それは一度安い値段で飲んでしますと、正規料金で飲むのが勿体ないと感じる客の方が多いからです。

●客単価減少の恐れがある
ハッピーアワーを活用するということは、正規料金で入った可能性のある客を割安の価格で集客してしまうことになるので、単純に考えて客単価の減少につながります。

ハッピーアワーの導入方法

ハッピーアワーを導入するということはメリットもたくさんありますが、もちろん先ほど紹介したようなリスクもあります。
ただ、そういったリスク面を最初からしっかり把握して、対策を練ればいいのです。
紹介したデメリットを踏まえた上での導入方法をご紹介しましょう。

<ハッピーアワーの導入方法>
・一部のメニューの値引き
・サービスメニューの値引き
・1杯目だけ格安
・全品値引き
・おつまみセットメニューの販売
・限定メニューの販売

このようにハッピーアワーの導入方法はいろいろあります。それぞれを詳しく説明していきます。

一部のメニューの値引き

ビールやハイボールなどの一部の定番メニューの割引は、たくさんの客を呼ぶにはとても効果的です。
ただ、ここで気を付け欲しいのはビールの割引です。
ビールとハイボールの提供値段に対してほとんど差はないと思いますが、実は原価率はとても差が大きいです。

一般的に生中の原価は200円と言われていますが、ハイボールは75円です。
どちらも通常価格500円で提供するとビールの利益率は40%で、ハイボールの利益率は15%。この原価の差でハッピーアワーの価格をどちらも半額の250円にしてしまうと、ビールの利益は50円、ハイボールの利益は175円で、125円も差があります。

客にはハイボールを頼んでもらう方が絶対いいですね。そのためにはビールは300円、ハイボール200円など差をつけることがポイントです。
このように設定すれば、どちらも100円以上の利益を出すことができます。

飲み放題・食べ放題メニューの値引き


飲み放題や食べ放題といったコースを値引きにするやり方もあります。
コースを値引きにするメリットは、入店時間と退店時間を制限できるので、客の回転を予測でき、予約を受けやすくなります。

また、飲み放題や食べ放題にすると量的に満足感が出ます。さらに、そのお店のメニューを色々食べることになるので、お店の魅力も伝わりやすくなります。
お店の魅力がわかると、リピーターとなってもらえる可能性も出てくるでしょう。

1杯目だけ格安

最初の一杯をインパクトのある価格にして、集客する方法もあります。
一杯目は何を飲んでも100円!というように設定にすると、会社帰りに一杯だけ飲んで帰りたい会社員などを呼びやすくなります。

外食はしたいけど、節約を重視した家族連れにもこの方法はとても好評です。
一杯目だけ子供にジュースなどを飲ませてあとはお冷にしたら、食事代だけでほぼ済ませることができますからね。

全品値引き

こちらはかなり反響の大きさを狙える手法です。
しかし、飲食店の食事代はそもそも利益が出にくい設定になっているので、取り扱う食事メニューによっては売上が確保できなくなる可能性もあります。
全品値引きに向いているのは、軽食やツマミ類などの食事メニューをメインにしている原価が安いお店です。

おつまみセットメニューの販売

お酒があれば、欲しくなってくるのはおつまみ。
そういう心理を狙って、「ビール+おつまみ3点で1000円」のようにセットメニューを作るやり方もあります。

とてもお得感があり、通常の料理メニューでは量が多いと感じていた一人客にはとても魅力的で、客の獲得が狙いやすいでしょう。
また、「たくさんのおつまみの中から3種類選べます!」というようにすると、お客の選択肢がさらに広がって満足度が上がることでしょう。

限定メニューの販売

ハッピーアワーの時にだけ出す限定メニューを作れば、安売り感はなく、むしろ特別感が出て、お客の目にはとても魅力的に映ります。

新メニューを開発してもいいですが、コストもかかるため、元からあるメニューを組み合わせてもいいです。
少量ずつ楽しめるプレートを作るなど、「普段は頼めない料理だ」と思うと、とても限定感が出て注文につながりやすくなります。

ハッピーアワーの時間帯

冒頭にも説明しましたが、ハッピーアワーの時間帯は一般的に平日のPM16:00~PM19:00に設定しているお店が多いです。
店内が閑散とする時間帯に集客をすることが目的のため、だいたいどこの飲食店でも同じような時間帯になります。

中には、例外的に土日にハッピーアワーを導入するお店もあります。
ビジネス街の中心にある地域は土日が閑散日となり、他とは異なる時間帯で展開しているのです。

いずれせよ、どこのお店も利用客が少なく、売り上げが立ちにくい時間帯に行います。
少しでも集客をして、人件費を賄うという目的で行うお店も少なくありません。
ご自身のお店の効果的な時間に設定したらいいかと思います。

まとめ


ハッピーアワーの導入について、様々な観点からお伝えしてきましたが、導入にはたくさんの反響があるかと思います。
しかし、ただハッピーアワーを導入すればいいというわけではなく、そのお店にとってより効果的な値引きの方法があるかと思います。

今回ご紹介したたくさんの導入方法を参考に、ぜひ自分のお店に合わせて一番効果のあるハッピーアワーを取り入れてください。

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