用語集

契約面積

「契約面積」とは賃貸借契約書に記載される面積のことをいい、貸ビル場合には賃貸面積と呼ばれていることもあります。設定はビルごとに異なり共用負担がある場合には、実質的に使える専用スペースが契約の90%以下というケースもありますので予め確認しておくことが重要です。一般にオフィス専用部分を壁芯計算で算定した「契約面積」を表記した場合と、エントランスなどの「共用面積」を加えたケースがあります。

オフィス専用部分など店舗として利用できる部分を契約エリアとしている場合には「ネット契約」と呼ばれることもあります。オフィスとして使用出来ない部分を除いた実際にオフィススペースとなる部分です。反対にトイレや給湯室などの共有部分を含めた場合には「グロス契約」とよび、この面積のことは「グロス面積」と呼ばれます。

契約内容によっては水道光熱費の負担も変わってきますので注意が必要です。坪単価も重要ですが、実際に使用できるエリアや共有スペースについても理解したうえで契約をすることが重要です。
 

契約面積を確認するときにはエレベーターホール等の各種パイプスペースが含まれていないか、トイレや湯沸かし場等の水回りは共用か専用かなどに注意することが大切です。賃貸を考えている時には賃料を基準に考えることも多いですが、同じ金額であっても実際に使用できるスペースが異なるためは専用面積ベースで比較することをおすすめします。

一般的に壁の内側を測る「壁芯計算」によって計算されているため、実寸の内法面積とは一致しないことは覚えておきましょう。法律的にはバルコニーやベランダは「共用部分」とされていますが、不動産業界ではあいまいな表現がされており、バルコニー面積を含んで表示していることもあるので注意が必要です。

インターネット上のチラシではグロス面積かネット面積かの記載がないケースが大半です。本格的に契約を考えているのならその点を契約会社に確認したうえで、一度は実際に物件をみてから検討するようにすると契約後のトラブルと減らすことができます。

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