開業ブログ

夏の閑散期…

高嶋 みなみさん

酷暑の7月が終わりました…!

今年の暑さは規格外のようですね。
連日38度の酷暑の中、無事に7月の営業を終え、8月に入りました。

暑さが本格化し始めたばかりの7月初旬は、厳しい売上の日が続きました。
とにかく暑すぎるので、私としても集客以前に高齢のお客様には外出をお控え頂きたい気持ちになりつつ、厳しい営業下で”お店として何ができるだろうか…”と考え続けた一ヶ月でもありました。


 

そこで行った施策としては、以下3点。

【1】夏メニューの訴求による単価アップ
【2】仕入れの節約
【3】積極的な集客

 
中でも、最も労力を注いだのは「仕入れ額を抑えること」でした。

6月に売り上げた分の茶葉の補充は出来る限り最低限に抑え、日々のカフェ食材の発注も食材ロスを抑える為こまめに補充。また、月末付近の発注に際しては、8月分の売上になりそうな分は出来るだけ8月に入ってから発注できるよう仕込みを調整するなど、毎日慎重な仕入れを心がけました。
その他にも、賞味期限の長い食材を選んだり備品関係の「念のため発注」を控えたり、過剰在庫を持たずに出来るだけコンパクトに抑えました。

読みを間違えれば販売ロスに繋がりかねない為、発注の判断はとても難しかったですが、何とか「注文いただいたのに食材がない」という状態は免れ、ギリギリの適正在庫で乗り切ることができました。

賞味期限切れのロスになるもの以外は、年間収支で判断すれば良いので在庫として持っていても良いとは思うのですが、それ以上に自分のモチベーション的に、7月の損益計算書での税引き前利益額をしっかりと確保したいという気持ちがありました。

結果として、厳しい売上の中でも最低限の利益を生み出すことができ、8月支払い分の発注を少なく済ませて8月の仕入れ額もある程度予測が立てられた点良かったと思っています。


 

また、7月前半は通りを歩く人の数が目に見えて激減していましたが、後半は暑さに慣れてきたこともあってか人通りが徐々に増えていき売上も微増してきたので、暑さで諦めることなく売上目標を少し上方修正。そこから積極的な集客に努めました。

具体的には、お客様のいない時間帯に店頭にてお茶の試飲配りを実施。
宣伝効果に加えて暑い中での水分補給の目的も含めて、夏限定茶「真夏の夜の夢~クールブレンド~」をお配りしました。

店内飲食のお客様がいる際には試飲を下げていたので、当初の想定よりお配りできなかったのですが、試飲がきっかけで店内にいらしてくださったり物販をご購入いただいたりと、確実に売上に貢献できたと実感しています。加えて、「以前から気になってはいたけれど、どんなお店かわからなかった」というお客様に対し、メニューを詳しくご紹介することもできたので、少なからず”やってよかったな”と思えるほどの効果はありました。


 

そうした3つの施策の甲斐あってか、月末にかけて売上はぐんぐんと伸びていき、無事に上方修正した目標を達成することが出来ました!

仕入れ額の節約と併せてきっちり収益を上げられたことは、今後の営業にとっても自分自身のモチベーションにとっても良い影響を与えられたと思います。

8月も酷暑が続くことに加え、夏季休暇でお店の営業日数が少なくなることで厳しい売上が予想されますが、各種補助金やイベント開催等で利益確保を目指していきたいと考えています。

暑さも売上も厳しい夏はまだまだ続きます…!

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