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【2025年度最新版】動画でチェック!飲食店新規開業の手順とポイントまとめ

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「いつかは自分も独立してお店を開きたい」
「会社員ではなく、何か自分で事業をやってみたい」
こうした夢や展望から飲食店開業を目指す方は少なくないでしょう。
中小企業庁が公表している『2024年版 小規模企業白書』でも、日本国内における業種別の開業率は「飲食サービス業(宿泊業含む)」が全体のトップを占めており、人気の業種となっています。 しかし、それと同時に、廃業率においても最も高いというのが現実。 つまり飲食サービス業は、”手を出しやすいが、成功するのが難しい”ということがわかります。
(参照:中小企業庁 「2024年版 小規模企業白書」)
だからこそ、開業時には失敗しない店づくりが何より大切。 まずは飲食店開業において重要なポイントを押さえ、スムーズな開業と持続可能な営業を目指しましょう。
今回は分かりやすく開業の手順を追って動画で解説しますので、ぜひ開業準備を始める前にご視聴いただき参考にしてみてください。
STEP1.大枠の開業手順とスケジュールを把握する
いざ開業を決意すると、見切り発車で物件探しやメニュー開発に着手したくなりますが、何を始めるにもまずはスケジュールを把握して計画立てることが大切です。急いで出店しても、すぐに潰れてしまっては元も子もなし。慌てず着実に準備を進めていきましょう。
まず開業準備は、オープン日から逆算してスケジュールを組んでいきます。
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これからどんな準備が必要となるのか、大枠の流れを動画で解説していきますので下記資料と合わせてご覧ください。
*動画内資料【開業スケジュール表】はこちら:https://www.abc-tenpo.com/upload/schedual.pdf
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STEP2.お店の軸となるコンセプトを設計する
コンセプトとは、「商品やサービスの構想ならび骨組み」に当たる最重要項目で、後に出てくる細かい決定事項もこのコンセプトを基に考えていきます。
そして飲食業界においては、特に小さいお店ほどコンセプトを明確にすることが大切。
知名度のある大手チェーン店は店名を耳にするだけで「どんな料理を提供しているか」「どんな雰囲気のお店でどんなサービスをしてくれるか」を瞬時に想像できますが、新規でオープンした個人店は認識してもらうまでに時間を要し、こちらから発信しなければ競合に埋もれてしまいます。
それでは、コンセプトを設計する際の基本的な考え方について動画で学んでいきましょう。
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STEP3.資金準備と融資相談をはじめる
飲食店開業を志す方の多くは、「できるだけお金をかけずに開業したい」という希望をお持ちの方が大半。
『自己資金0円で開業できる!』といった魅力的なタイトルを目にして、資金準備を粗末にする方も中にはいますが、結論から申し上げると、自己資金0円での開業はほぼ不可能です。
“融資を受ければ自己資金0円でもなんとかできるのでは?”
そんな希望を捨てきれない方もいるかと思いますが、融資を受けるには信用が必要です。
ご自身が信用度の低い友人から「100万円貸してほしい」と頼まれた場合に断るのと同様で、金融機関も自己資金が全くない(=返済力のない)人にお金を貸してくれることはありません。
では、いつごろから資金準備を始めた方がいいのか、融資相談のポイントと合わせて動画で解説していきます。
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STEP4.事業計画を作成する
事業計画とは、創業者が「これから行う事業の内容を整理し、目標を達成する為には具体的に何をすべきか」を明確にすることです。
そして、事業計画書の作成は融資を受ける為だけではなく、必要な資金を把握し、漠然とした計画をより具体的なものへとブラッシュアップするために必要なプロセスです。ご自身の頭の中で構想していたプランを、数字や論理的な言葉に落とし込むことで実現可能性を見極めることができるようになります。そうした複数の目的を果たす為、事業計画は重要なステップであり、しっかりと時間をかけて組み立てることをお勧めします。
それでは、事業計画の流れに沿って動画で詳しく見ていきましょう。
‐1.事業計画作成にあたっての前知識を習得する
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‐2.事業計画における8要件を押さえる
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‐3.お店のイメージを具体化する
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‐4.売上/利益と資金繰りの計画を立てる
こちらは下記資料と合わせてご覧ください。
*動画内資料【簡易損益計算書】はこちら:https://www.abc-tenpo.com/upload/simulation-light.xlsx
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STEP5.出店エリアと営業スタイルに応じて損益を概算する
【STEP4‐4】では、基本となる簡易損益の計算方法をお伝えしましたが、ここからは実践的にご自身の店舗に当てはめて考えていきたいと思います。
下記資料と合わせてご覧ください。
*動画内資料【損益計算書】はこちら:https://www.abc-tenpo.com/upload/simulation.xls
‐1.地域特性を理解して出店エリアを選定する
売上/利益は、出店エリアの家賃相場や人口、競争環境等によって、コストや客入りは大きく変わってきます。そこで、まずは人流の多いエリア【首都圏型】と住宅を主とするエリア【郊外型】、どちらがご自身の店舗に合っているのか動画でシミュレーションしながら考えていきましょう。
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‐2.目標値と限界値を把握し、持続可能な営業スタイルを築く
つづけて、出店エリアに加えて、業態やサービス、営業時間、客単価等も細かく設定していき、より具体的な店舗を想像してシミュレーションしていきます。あらかじめ理想(目標値)とリスク(限界値)を把握しておくことで、妥協できる範囲と譲れない範囲を線引きし持続可能な経営につなげていきましょう。
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STEP6.物件を選定する
はじめての開業こそ、”こうしたい””ああしたい”と理想のイメージが膨らみますが、一から自由に設計できる「スケルトン物件(=柱・梁・床・壁のみで内装がないコンクリート打ちっぱなし状態)」から立ち上げるとなると、どんなに小さい店舗でも最低500万円の費用がかかるといわれています。
“できるだけ初期投資を抑えたい”“入居後すぐに営業開始したい”といった開業者様にとって、その理想は時に大きなリスクになってしまうこともしばしば。そうしたことから、飲食開業においては前テナントが使用していた内装設備等の造作物を引き継ぐ「居抜き物件」からスタートするのが主流になりつつあります。
ただし、大幅な工事費用や期間をカットできる「居抜き物件」といえど、居抜きの状態は物件によってさまざま。メリットがある反面、デメリットや思わぬリスクが潜んでいることも見逃してはいけません。どういった物件から始めるのが適正なのか、費用感と開業準備のポイントを押さえながら物件を選定していきましょう。
‐1.居抜きとスケルトンを比較して物件の費用感を養う
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‐2.居抜き物件のチェックポイントを押さえて見極める
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‐3.内装工事にかかる手順を把握し、店舗構成を詰めていく
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STEP7.計画的にお店の認知を広げる
【STEP.2】でお伝えした通り、新規でオープンした個人店は認識してもらうまでに時間を要し、こちらから発信しなければ競合に埋もれてしまいます。さらに、オープン後は日々の営業をまわすことに手いっぱいで、「宣伝広告やツールの使い方について学ぶ時間がない」「SNSなど情報発信する余裕がない」といった事態になるのもよくあることです。だからこそ、オープン前からお店の集客方法を学び販促計画を立てて、各種ツールの導入やネット集客に着手する必要があります。
集客なくしてお店の運営は成り立たず。ネットを使いこなすのが苦手な方こそ、まずは手軽に始められる集客方法について学んでいきましょう。
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STEP8.営業に必要な資格の取得と営業申請を行う
お店の内装工事が完了し、厨房設備や備品の導入を終えれば開業まではあと一歩。ただ、営業を開始するには「食品衛生責任者」「防火管理者」の資格と保健所の検査で営業許可を得ることがまた一つ関門となります。
保健所の検査は、食の安全を確保し健康被害を防ぐ「食品衛生法」に基づいて行われますが、中でも飲食店の基準を上げるため2021年6月より日本でも義務化された「HACCP」には気を付けておきたいところ。場合によっては営業後に行政処分で罰則が科されることもあるので、事前に必要な知識を身につけてオープンに臨みましょう。
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「ABC店舗は、飲食店開業を目指す皆さまを応援しています」
ここまで8つのステップを踏んで開業のポイントを学んできましたが、いかがでしたでしょうか。
ABC店舗では、他にも開業に必要な知識から経営ノウハウまで開業者様にとって有益となる情報を配信中。お客様の開業イメージや希望条件をもとに最適な物件をご紹介し、開業前からオープン後までお客様の店舗とともにしっかりサポート致します。
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