東京都世田谷区にある下北沢は、音楽や演劇といった文化や、個性的なファッションの発信地として、若者から人気があります。付近の駅に大学のキャンパスがあることから、学生が足を運ぶことも多いようです。このエリアに住んだり店舗を持ったりして拠点を築くことは、非常に大きな意味を持つと考えられています。今回は、そんな東京都世田谷区の下北沢についてご紹介します。

演劇や音楽をはじめとしたサブカルチャーの聖地

文化を愛する若者に人気の街こと下北沢は、小劇場やライブハウスが多数集まり、サブカルチャーの聖地としても名高いエリアです。“下北(しもきた)”の愛称でお馴染みの街ですが、意外なことに「下北沢」という地名は存在しません。

北沢2丁目にある「下北沢駅」を中心としたエリアが、いわゆる下北沢と呼ばれる地域となっています。演劇と音楽に限らず、ファッションや古本などの店舗も集まり、休日には徒歩圏内でショッピングを楽しめるのも魅力です。また、駅の周辺には複数の商店街があることから、生活のためのお買い物にも事欠かない利便性があります。

多数の小劇場が集まる“演劇の街”

下北沢エリアは、多数の小劇場が存在することでも有名で、今日も多くの演劇ファンが足を運んでいます。下北沢にある小劇場は、「駅前劇場」「OFF OFFシアター」「北沢タウンホール」「「劇」小劇場」「ザ・スズナリ」「東演パラータ」「本多劇場」「シアター711」「しもきた空間リバティ」「下北沢アレイホール」「小劇場 楽園」「小劇場B1」などが一例で、その数は周辺のエリアと比較してもかなり多いことが分かります。このような小劇場の多さから、下北沢は“演劇の街”と呼ばれることもあるようです。

下北沢の演劇文化がこれほどまでに栄えた背景には、実業家である本多一夫氏の活躍があります。1981年に「ザ・スズナリ」をオープンし、ショービジネスを成功させた彼は、この地域に次々と劇場を構えるようになりました。現在、グループの中で最大の劇場は「本多劇場」であり、下北沢駅から徒歩1分に位置しています。都内の小劇場の中でも中心的な役割を果たす本多劇場。これらの下北沢の劇場の数々は、今後も演劇ファンたちとともに文化を支え続けていくことでしょう。

ライブハウスやレコードショップが集まる“音楽の街”

演劇で有名な下北沢は、その一方で“音楽の街”としての顔も持ち合わせています。下北沢に多くの音楽ファンが足を運ぶ理由は、ライブハウスやレコードショップをはじめ、音楽を楽しめる施設が充実しているからではないでしょうか。たとえば、駅から徒歩圏内には「SHELTER」「ろくでもない夜」「LIVEHOLIC」「CLUB Que」「GARDEN」「WAVER」「CAVE-BE」「Daisy Bar」などのライブハウスがあります。これまでに数多くのミュージシャンが演奏をしてきた老舗のライブハウスもあり、この街の音楽シーンを長きに渡り支え続けています。

また、中古CDやレコードのセレクトショップでは、ほかでは見つからない珍しい音楽との出会いもあり、ふらりと立ち寄って買い物を楽しめる点でも魅力があります。さらには、飲食とともに音楽を楽しめるミュージックバーも数店舗存在し、音楽ファンにとっては丸一日いても時間が足りなくなるほど充実して過ごせる街だと言えるでしょう。駅から徒歩圏内で多くの文化にふれられる下北沢は、東京都内でも有数のサブカルチャーの聖地として、全国各地から人を集めているのです。

たくさんの商店街があり買い物もしやすい

文化的に充実した下北沢は、商店街が多いという生活者にとって嬉しい環境が整っています。下北沢の駅を中心として、この近辺には6つの商店街が存在します。

まず、下北沢駅の北口付近にあるのが「しもきた商店街」です。こちらの商店街は、カフェやファッションなどの店舗が充実しており、休日にはショッピングも楽しめます。駅の南側にあるのは、「下北南口商店街」です。居酒屋をはじめとした店舗が並び、夜間にも賑わいを見せています。駅の東側にあるのは、「下北沢東会」という商店街です。飲食店やBARが多く、夜間にはビジネスマンが立ち寄りやすい店舗が多くあります。

駅からやや離れると、しもきた商店街と下北沢東会の先に位置しているのが、「下北沢一番街商店街」です。こちらは古くから続く商店街で、レトロであたたかみのある雰囲気が特徴となっています。その一方で、新規オープンしたカフェなどのお洒落な店舗も少しずつ増えているようです。駅の南側には「新栄商店会」と「代沢通り共栄会」があり、いずれも個性的な店舗があり賑わいを見せています。

新宿や渋谷へのアクセスが良好

下北沢駅には、小田急電鉄の小田原線と、京王電鉄井の頭線という2つの路線が乗り入れています。路線数は少ないものの、小田原線では新宿へ、井の頭線では渋谷へ出られるため、都内主要部へのアクセスが非常にしやすいのが魅力です。また、駅からはバスも運行されており、三軒茶屋方面へも出られるようになっています。ファッションや文化の感度が高い下北沢は、最先端の文化が集まるエリアとの接続も良好です。こういった特徴から、車がなくても移動しやすく一人暮らしにも最適なエリアだと言われ、街には劇団員やミュージシャンが暮らしているようです。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

下北沢には、居酒屋(278件)やカフェ(205件)が多く営業しています。特にカフェは珍しいお店や有名なお店まで幅広くあり、テレビでもよく紹介されています。また、BAR・和食・イタリアン・フレンチといった店舗も多い街です。

どんな業態が出店チャンス?

下北沢に出店するのにおすすめなのは『居酒屋』や『カフェ』です。これらの業態は下北沢に多く、新しく出店した際も繁盛させやすいと考えられます。近くに同じ業態の店があると不利になると思われがちですが、すでに同じ業態の店があるということは需要が高いと考えられ、実は上手くいきやすいのです。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

居酒屋の居抜き
和食の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・シャッターギャラリー
・本多劇場
・下北沢トリウッド
・シェルター
・あずま通り商店街
・下北沢南口ピュアロード新栄商店会
・下北沢南口商店街
・しもきた商店街
・ギャラリーHANA下北沢
・北澤八幡神社
・代沢通り共栄会

下北沢に似た地域

明大前

明大前には、京王線と京王井の頭線が通っていて、「新宿」駅や「渋谷」駅まで1本で移動できます。下北沢同様、都心へのアクセスが大変便利な街です。

高田馬場

高田馬場には下北沢と同じく、リーズナブルな飲食店がたくさんあります。学生が多いことから、安くておいしいお店が数多く営業している街です。
高田馬場(新宿区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

日比谷

日比谷には日生劇場や帝国劇場、東京宝塚劇場といったように、劇場が数多くあります。芸術文化の中心となっている街です。

類似地域 周辺の募集物件一覧

明大前・高田馬場・日比谷の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
下北沢(北沢1~5丁目)の人口は、北沢2丁目を除いて昼間よりも夜間のほうが増えます。大部分は地元に住んでいる方や買い物に来た方が飲食店を利用するケースです。価格は地元民が頻繁に利用しても負担にならないように、1,000円以内に設定している店が大半となっています。

【平日/夜】【土日】
下北沢は休日需要が強い地域のため、ほかの地域と比べて休日に飲食店へ来る顧客が多い傾向にあります。買い物に来た方が帰りがけに立ち寄ることが多いようです。価格は2,000~3,000円に設定している店が多くなります。

人口特性

下北沢は住民に男女の偏りがあまりない地域ですが、女性のほうがやや多く住んでいます。世帯数は総人口に対して半分ほどです。治安が良く交通アクセスの良い地域であるため、一人暮らしの方が多く住んでいらっしゃいます。古着店や劇場の多い下北沢は、個性派の方に特に好まれている地域です。

乗降人数

小田急小田原線「下北沢」駅の1日の平均乗降人員は114,922人(2016年)です。小田急電鉄全70駅の中で11位にあたります。京王井の頭線「下北沢」駅の1日平均乗降人員は114,452人で、京王電鉄の中では第4位の利用率となっています。

下北沢の賃貸相場

下北沢での家賃相場は、ワンルームを借りた場合が8.82万円、1LDKを借りた場合が15.57万円、2LDKを借りた場合が23.41万円です。東京圏全体の家賃相場が7万円であることから、ほかのエリアと比べると少し値段が高めになると言えるでしょう。

下北沢の店舗賃料相場

下北沢の平均坪単価は25,067円と、便利な場所にあるだけに高めになっています。下北沢で店舗を借りている方は、20~40万円の賃料を払っている方がもっとも多くなります。平均坪単価は徐々に上がってきており、2015年に23,061円だった坪単価は、2018年には25,852円になりました。

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