飲食開業マニュアル

店舗物件の種類(居抜き物件とスケルトン)

STEP1
  • 物件探し

これから飲食店開業のための物件探しを始める方に、まず知っておいていただきたいことは、店舗物件にも種類があるということです。

どんな店舗物件を選ぶかで、予算やオープンまでに必要な期間も変わってきます。

まずは物件の種類を知り、ご自分の状況にふさわしい物件がどんなものかを考えてみましょう。
 

現在、飲食店の開業で最も選ばれているのが、この「居抜き物件」です。

居抜きとは、前テナントが利用していた厨房機器や電気・ガス・水道などの設備を、そのまま利用できる物件のことで、特に前テナントと近いコンセプトの店舗をオープンさせる場合などに、大幅に費用を削減することができます。

また、内装工事も必要最低限におさえることができるため、オープンまでの期間が短くて済む場合が多く、開業資金の少ない方や、なるべく早くオープンしたいと考えている方には、最適な選択肢といえるでしょう。

ただし、居抜き物件の場合、物件契約時に、前テナントからの設備や機器を買い取るという意味合いで、前テナントオーナーに支払う「造作譲渡料」が発生します。ちなみに造作譲渡料は、物件にもよりますが100万~250万の間で取引されることが多いです。

関連記事:居抜き物件の形態(無償譲渡・リース・店舗譲渡)
 

居抜き物件の場合、ゼロから内装を作り、厨房機器などを新たに買い足すよりは断然安く収まりますが、不要な機器がある場合や、内装イメージがまったく異なる場合には、不用品の廃棄料が別途かかってしまったり、内装を一度スケルトンにしてから作り直したりする必要がでてきて、かえって高くついてしまうこともあるので注意しましょう。

つまり、居抜き物件で得をするには、物件選びでどれだけ自分のやりたい店とコンセプトの合う好条件の物件をみつけることができるかがポイントになってきます。

 

店舗物件のもう一つの種類が、スケルトン物件というものです。

スケルトンとは、建物を支える柱や梁、床などといった躯体のことを指しますが、主に店舗物件においては、内装設備がない状態の物件のことをこういいます。

そのためスケルトンの場合は、内装設備や厨房機器などを自分で調達する必要がでてくるのです。ゼロから内装を作らなくてはならないため、居抜き物件に比べると当然内装工事に時間や費用が多くかかることになります。ですがその分、設計やデザインの自由度は格段に高くなるというメリットがあります。

つまり、やりたいお店のイメージが明確で、なおかつ時間や資金にある程度余裕がある方には、スケルトン物件が適しているといえるでしょう。

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