ビフォーアフター

造作を全撤去、スケルトンからの施工でオリジナリティを追求した「縁・みそら屋」

中尾 総嗣
造作を全撤去、スケルトンからの施工でオリジナリティを追求した「縁・みそら屋」

外観

Before

旧みそら屋外観

After

みそら屋外観

窓枠のみを残し、店が変わったことがわかるよう新設した外観。入口の扉は、閉業する新潟の蔵からもらった歴史あるものを使う。

内観

Before

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After

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2段だったカウンターを1段に変更。元のカウンターの上段の高さに合わせ、カウンター板を造り変えることで、奥行きの広いカウンター席に。
元和食店だったため、雰囲気が異なるテーブルや椅子はすべて撤去。天板や椅子をブラウン素材に変えることで、落ち着いた空間に仕上げた。

小上がり

みそら屋内観
元々あった小上がりの座敷席、天井、床、壁もすべて撤去。スケルトンにし、イチから施工し直した。テーブル席は一枚板をカットし、2名卓を中心に配置。店内奥には法事などの会食利用ができるよう、掘りごたつの個室を新たに設置した。

レビュー

お通しにみそ汁が提供され、関西風のおでんや味噌料理をつまみに、日本酒を飲む―—。東京・浅草で2017年2月にオープンした居酒屋「縁・みそら屋 浅草」は、ちょっと粋な食事シーンの提案で、30代後半以上の“大人客”を集める一軒だ。


テーマは、日本各地でつくられる味噌。内装も味噌蔵をイメージし、エイジング加工した木材を壁や装飾に使用、年月を感じさせる雰囲気に仕上げている。外観はあえて重厚な造りで、敷居を上げることで客層を限定。客単価5000円に見合うお客の取り込みを狙った。

同店は、株式会社サードプレイスが手掛ける「ミトシロバル」(東京・神田)、「蔵・みそら屋 錦糸」(同・錦糸町)に次ぐ3店目。1店目の「ミトシロバル」はカレー店の居抜きで開業したが、前店のイメージが抜けず苦戦を強いられたことから、2回改装を重ねている。

「投資をかけてでも、しっかりと造り込んだ方がいいと思い、今回はすべてスケルトンにし、床も天井も厨房もイチから施工し直しています。その方が『みそら屋』らしさを打ち出せますし、お客さまの印象に残すことができますから」と店長の中尾総嗣さん。

カウンターはおでん鍋を配置できるように設計。また上部には、味噌樽を連想させる装飾を施した。一方テーブル席は、一枚板をカットし2名卓を配置。組客数に応じてレイアウトを変えられるようにしている。

店内奥に新設した、掘りごたつの個室は最大12人まで利用が可能。これは、土地柄多い法事や結納、顔合わせなどの会食利用を狙ってのものだ。実際に会社員の宴会利用以外に、会食利用も多いという。内外装工事費に投資する分、空家賃の発生を少しでも抑えるため、2週間で工事を終わらせるスケジュールを敢行。引き渡しの2日後には、オープンを果たしたという。

「実はオープンに間に合わず、初めは外観の看板がなかった」と笑う中尾さん。営業していくなかで少しずつ「縁・みそら屋」らしさを出していき、お客とともに店をつくりあげていった。

縁・みそら屋 浅草

食べログ/ぐるなび/Retty

店舗情報


  • 住所: 東京都台東区浅草2-10-5
  • 電話: 050-5594-5673
  • 営業時間: 17:00〜23:00、土日祝11:30〜23:00
この記事で紹介された人
中尾 総嗣さん

長年、飲食店で従事した後、東京・西荻窪で独立。その後閉店を余儀なくされ、株式会社サードプレイスの1号店「ミトシロバル」の立ち上げから入る。 もっと読む

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