横浜駅の街情報
神奈川県横浜市西区に位置する横浜駅は、1日に約204万人以上が利用する(※1)日本有数のターミナル駅です。JR、東急東横線、みなとみらい線、京急線、相鉄線、横浜市営地下鉄ブルーラインなど、多数の路線が乗り入れており、都内や周辺地域へのアクセスも抜群です。
駅周辺は「横浜ポルタ」「ジョイナス」「ルミネ横浜」「JR横浜タワー」などの大型商業施設が集積し、常に多くの買い物客やビジネス客で賑わっています。このような特性から、駅周辺には多様な飲食店が出店しており、特に賑わいのあるエリアでは、ランチタイムからディナータイムまで多くのお客様が利用します。
居抜き店舗の物件傾向としては、駅周辺の商業エリアに集中する傾向が見られます。賃料相場は、立地や駅からの距離、周辺環境によって幅がありますが、駅直結や駅近の物件は比較的高めの水準となる傾向があります。しかし、好立地ゆえに、高い集客力を見込めるため、飲食店開業においては魅力的なエリアと言えるでしょう。
また、横浜駅周辺には横浜市立大学附属市民総合医療センターなどの医療機関や、横浜市立大学といった教育機関も存在し、多様な人々が行き交う地域です。このような背景から、幅広い層のニーズに応える飲食店の出店が期待できます。
※1:乗降客数に関する情報源は複数ありますが、ここでは「ぶけなび」の情報を参考にしています。(出典:ぶけなび)
駅の特徴
JR京浜東北線・根岸線、JR東海道本線、JR横須賀線、京急電鉄、京浜急行線、相鉄線、横浜市営地下鉄が走る、神奈川県を代表するビッグステーション。東京からのアクセスと、特に神奈川他市からのアクセスを網羅している。
横浜駅はJR線直結で「ルミネ」と「ニュウマン」、相鉄線直結で「CIAL」と「相鉄ジョイナス」、周辺に「そごう」、「高島屋」、「横浜ベイクォーター」と商業施設が揃い、近隣のビジネスマンの利用や買い物客を取り込んでいる。
駅利用者
1日の平均乗降人員(2020年度)
JR東日本:29万376人※乗車人数
東急東横線:23万9002人
京急線:22万3343人
相鉄線:29万6147人
横浜市営地下鉄線:14万4045人※2019年
街の特徴
“横浜“と聞くと思い浮かべるのは海だが、駅を出ても残念ながら海が見えるほど、まじかにあるわけではない。そのかわり、買い物に便利な商業施設、オフィスビル、ホテルで賑わっている。
2020年には長かった駅の改装工事が完了し、横浜の新しい顔として「ニュウマン」が誕生。歴史の長いデパート、「そごう」や「高島屋」との新旧を楽しめる。近隣には「ベイシェラトン&タワーズ」や「リッチモンドホテル」「相鉄フレッサイン」と高級ホテルからカジュアルホテルまで充実し、観光客やビジネスマンを取り込んでいる。
横浜北口には「狸小路」と呼ばれる昭和の風情が残る飲み屋街がある。常連はもちろんだが、若い女性客グループを見かけることもあり昔とは少し違った活気を見せている。
駅周辺の飲食店の傾向
横浜には数多くの「横浜発祥」の名店が存在する。横浜港が開港して、外国人の口にも合うように開発・改良され現代まで引き継がれてきた。いろいろな人種が行きかう中、様々なジャンルの名店が生まれたのも事実。シウマイで有名な崎陽軒の本店や本格中国家庭料理の「香園」、ホテル・ニューグランドの名店「ル グラン」は横浜高島屋ダイニングに出店し、有名なナポリタンやシーフードドリアの味を受け継いでいる。
昔ながらの名店だけでなくカフェもまた多い。「ブルーボトルコーヒー」や「トラヤカフェ」、「シティーベーカリー」など注目のカフェが続々とオープンしている。横浜駅から少し歩いたところにある一軒を改装したカフェ「ルーフトップ」、「roku café」もあり、若い女性に人気となっている。
また横浜の夜景と共に楽しめるバーや高価格帯のレストランも人気だ。「バーシーガーディアンⅢ」はマッカーサー元帥にカクテルを提供したことで有名で、シックな内装とともに楽しむ夜景は優雅なひと時だ。
チェーン飲食店も一通り出店している中、町の歴史を色濃く感じられる飲食店や話題性のある店舗が目立つのが特徴な街だ。
アクセスしやすい駅・エリア
横浜駅からみなとみらい線で馬車道、元町・中華街駅、京浜東北線で桜木町、関内、石川町、京急線で日ノ出町、黄金町と周辺の観光地へ出やすいのが特徴。
京急線の日ノ出町、黄金町は横浜随随一の飲み屋街、野毛・宮川町が有名だが、2020年に京急線日ノ出町~黄金町間の高架下に複合飲食施設が誕生し、この界隈で新しい風を吹かしている。
一括りに横浜といっても、みなとみらいのハイカラな横浜と、エキゾチックな中華街、下町の日ノ出町いろんなジャンルを楽しめるので、一日で駅をハシゴする人も多い。