街レポート

台東区|浅草はどんな街?居抜きの物件で飲食店開業するための街情報

台東区|浅草はどんな街?居抜きの物件で飲食店開業するための街情報

東京都台東区にある浅草は日本有数の観光スポットです。浅草寺(せんそうじ)や雷門・浅草花やしきなど歴史を感じられるスポットが数多くあり、毎年国内外から大勢の観光客が押し寄せています。また昔懐かしい下町の情緒も魅力的です。観光スポットでありながらどこかほっとする温かさの感じられる街です。
そんな現代にいながら江戸の情緒が楽しめる浅草の地域情報をご紹介します。

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江戸の情緒を満喫できる国際観光都市「浅草」

浅草駅前付近

浅草には雷門や浅草寺などの由緒ある文化財から松坂屋などの商業施設まで、観光・グルメ・ショッピングを満喫できる施設がそろっています。浅草から隅田川をはさんだ場所には「とうきょうスカイツリー」も見え、現代と江戸の文化が融合したような不思議な街は多くの観光客を惹きつけていて東京でも1、2を争うほどの観光名所です。
ひと口に浅草と言っても台東区には浅草の名の付く町名が全部で5つあり、こちらではそのすべてを「浅草」としてご紹介します。ちなみにその5つとは「浅草橋1丁目~5丁目」「元浅草1丁目~4丁目」「西浅草1丁目~3丁目」「浅草1丁目~7丁目」「東浅草1丁目・2丁目」です。

浅草通り

使い勝手の良い電車とバスがそろった交通アクセス

東京メトロ出入口

地下鉄、私鉄の4路線利用ができ、茨城とも直通

浅草には2つの駅が存在します。1つは「東京メトロ」「東武鉄道」「都営地下鉄」が乗り入れる「浅草駅」。もう1つは茨城と都心を直通で結ぶ「つくばエクスプレス」の「浅草駅」です。2駅で4路線の利用ができるので都心へのアクセスはもちろん、茨城・埼玉・群馬方面からのアクセスもスムーズです。

東京メトロ出入口

観光名所をくまなく巡っているバス路線網

電車でのアクセスが優秀な浅草駅ですがバスターミナルはありません。しかし浅草雷門停留所と浅草雷門南停留所がバスターミナルの機能を果たしていて、バスでの移動も便利です。バスは豊富な路線を巡回していて浅草の観光名所をくまなく周遊できます。各バス停からコンスタントにバスが発着しているため待ち時間が少ないのもうれしいところです。
浅草は狭いようで広く観光スポットとも呼べる場所は数えきらないくらい点在しています。巡回バスは日常にも観光にも役に立つでしょう。

羽田空港や成田空港へのアクセスも良い

浅草駅の構内

成田空港から浅草へは京成成田スカイアクセス線のアクセス特急を利用すれば直通運転の1時間弱で浅草駅に到着することが出来ます。また羽田空港からも直通路線があり、「羽田国際空港ターミナル駅」または国際空港国内線ターミナルから出ている「京急空港線エアポート快特」を利用すれば、同駅に36分で到着。わずかな乗車時間で観光地までエスコートしてくれるアクセス環境です。

浅草の玄関口「雷門」から始まるタイムスリップ感

雷門前の道路

「雷門」「浅草寺」「浅草仲見世商店街」など、浅草には日本の伝統を感じさせる観光名所がたくさんあります。中でも浅草寺は1300年の歴史を誇る寺院で、入口にはおなじみの雷門があり迫力ある大きな提灯が出迎えてくれます。現代にいながらにして昔の時代にタイムスリップしたかのような感覚が押し寄せて、わくわくと楽しい気持ちになる場所です。浅草に着いたら何はさておき、雷門が迎えてくれる雷門交差点を目指すことをおすすめします。

雷門前は毎年初詣シーズンになると大勢の参拝客でごった返します。普段の休日はもとより何もない平日の日中でも、それなりに人通りが多いのがほとんどです。土日ともなれば、ちょっとしたお祭りかイベントがあるのかと間違うほど人の流れが途絶えることがありません。お店を閉める時間が早めの飲食店やお土産屋がほとんどのため、19時、20時を過ぎる時間帯になると人通りが減って少し寂しさすら感じる街になります。

雷門の大提灯

不動の人気スポット「仲見世」

仲見世通り

浅草警察署・雷門交番を右手に雷門をくぐると、商店が並ぶ「仲見世通り商店街」が目の前に広がります。雷門から宝蔵門までを結ぶ約250mの小道の両側に、合計で89店のお店があります。お土産屋をはじめ、お茶屋・和菓子屋・おもちゃ屋などがひしめき合い、店先にはお団子や人形、アクセサリーなど日本情緒を感じるものが並んでいます。
海外からの観光客、修学旅行、都内からのお出かけスポットとして浅草では不動の人気を誇る場所と言えるでしょう。
なお近年は仲見世通りでの食べ歩きが禁止となっています。食べ物屋さんでは店頭でマナーを訴える張り紙などを出していて購入した物はそのお店で食べるというルールなので注意しましょう。

仲見世は日本で最も古い商店街のひとつと言われています。そのはじまりは徳川家康が江戸幕府を開いた頃。平和な時代になって江戸の人口が増えるに連れて浅草寺への参拝客も増加して周辺がにぎわい、お休み処やお土産を売るお店ができはじめたのだとか。
そのため今でも江戸時代から受け継がれてきたお土産や伝統品を売っている店もたくさんあります。浅草寺本堂までの道のりを江戸情緒を感じながら楽しくぶらぶら歩きできる人気スポットです。

日本最初の遊園地と言われる「浅草花やしき」

花やしき入口

花やしきのアトラクション

浅草で由緒ある建物は寺院や神社ばかりではありません。「浅草花やしき」は日本で最初の遊園地と言われています。歴史を遡ること江戸時代末期に造園師・森田六三郎が、牡丹や菊細工が見られる花園を作ったことがルーツだとか。
古き良き日本を感じながらゆったり遊べる空間はエンタメの最高峰と言える「東京ディズニーランド」や「USJ」とは、ひと味違う楽しさです。
お化け屋敷やメリーゴーランドなどのアトラクションは、レトロ感ばりばりのつくりで、浅草の雰囲気を壊すことなく運営されています。それぞれのアトラクションからは東京スカイツリーや五重塔なども一望できて浅草ならではの楽しみ方ができる遊園地です。

ちなみに1953年に設置された「ローラーコースター」は日本で現存する最古のジェットコースターとして有名です。最高時速180kmの「ド・ドドンパ」(富士急ハイランド)、同153kmの「スチールドラゴン2000」(ナガシマスパーランド)など最高時速100kmが当たり前になった現代において、花やしきの「ローラーコースター」は最高時速たったの42km。ちっとも恐怖を感じないほのぼのコースターは今でも現役で来園者を楽しませています。

浅草で1度は乗ってみたい「人力車」

浅草の人力車

浅草の人力車

浅草の街をすみからすみまで堪能したいなら「人力車」を利用してみてください。ほがらかでたくましい車夫が運転する人力車に乗って心地よい風を受けながら浅草の街並みを楽しむことができます。
人力車は街のいたるところで見つけることができるので、店舗や乗車ポイントを探す必要がなく気軽に利用できます。浅草の歴史や史跡に関する知識も持つ車夫は街のガイドも引き受けてくれます。景色を眺めながら楽しく浅草の歴史を学ぶことができます。

レトロからトレンドまで楽しめる浅草の人気グルメ

浅草には和菓子をはじめとするグルメスポットが軒を連ねています。散歩をして小腹が空いた時にぴったりの小ぶりのお菓子からレトロな喫茶店までいろいろなお店があり、地元民が何度も訪れても空きが来ないのが魅力です。多彩な飲食店の中から最近人気のお店をピックアップしてご紹介します。

レトロ喫茶店ローヤル レトロ喫茶店ローヤル

「芋きん」が人気の「浅草満願堂」

「浅草満願堂」は芋や栗の素材を使った「江戸きんつば」や「芋きんどら焼き」などの和菓子を売っているお店です。中でも「芋きん」が有名です。芋きんはさつまいもの自然な甘みとしっとりとした触感が人気の秘密です。
「栗入り芋きん」「芋くりパイ」「焼き芋ソフトクリーム」なども売っていてスイーツ好きにはたまらないラインナップ。お土産用にお持ち帰りできるスイーツもあるのでアダルティな人へのちょっとした“おみや”にもぴったりです。

浅草満願堂 浅草満願堂

本格イタリアンジェラート「伊太利亜のじぇらぁとや」

伊太利亜のじぇらぁとや 伊太利亜のじぇらぁとや
「伊太利亜のじぇらぁとや」はお昼ごはんのお口直しに人気のジェラート屋さん。浅草に初めてイタリアンジェラートを上陸させた専門店です。さっぱりした味なので他のスイーツを味わった後にもおいしくいただけます。
このお店の特徴は本場イタリア仕込みで、バラエティ豊かな素材で作ったジェラートがお手頃なお値段でいただけること。オーソドックスなバニラや抹茶をはじめピスタチオ・いちごミルク・ごま・甘酒・とうふ・枝豆などのフレーバーもあります。季節に合わせた限定フレーバーもとても人気です。

文豪も愛した老舗そば「並木藪蕎麦」

並木藪蕎麦 並木藪蕎麦

「並木藪蕎麦」は1913年(大正2年)創業という老舗のそば屋さんです。細麺と香り豊かな濃いつゆが人気でランチタイムには行列ができます。
創業100年を超えている江戸の老舗そば店として「やぶそば」御三家の一つと呼ばれることもあります。そのため文豪や落語家など文化人からも愛されているお店で、戦後を代表する時代小説家の池波正太郎が好んだそば屋の一つです。また、料理マンガ「美味しんぼ」の中では若い職人にそばつゆの作り方を教える老舗そば屋が登場し、そのモデルになったお店と言われています。
チェーン店などと比べるとお値段は少し張りますが長年受け継がれてきた由緒正しいそばや天ぷらを食べると優雅な気持ちになってココロも満足します。

・ジャンボメロンパンがトレンドの「浅草花月堂」

浅草花月堂 浅草花月堂

スイーツ好きの人たちの間でいま人気なのが「花月堂」の「ジャンボめろんぱん」です。カリカリのビスケット部分の“皮”と、ふわふわ食感な“メロン”の中身のパン生地が絶妙に混ざり合い、カリカリなのにふっくらという美味しいハーモニーをお口の中で奏でます。大きな見た目なので初めて見るときはヘビーな印象なのですが、食べてみるとあら不思議。ペロリと平らげてしまえるスイーツです。
「浅草花月堂」は戦後まもなく創業した老舗甘味店ですが、メディアなどでも取り上げられた「ジャンボめろんぱん」は1日に2,000、3,000個売れる看板スイーツで観光客にも地元住民にも愛される浅草名物になっています。

ちなみに「浅草花月堂」(本店)のすぐ近くには金魚雑貨と一年中楽しめる金魚すくいの専門店「浅草きんぎょ」がありこのお店も花月堂が運営しています。

浅草きんぎょ 浅草きんぎょ

浅草の歴史

にぎわう浅草寺

にぎわう浅草寺

浅草寺創建の年代は古く、飛鳥時代に建立されたものといわれています。浅草寺が建つ浅草台地は災害の避難地に適した高台になっているため、多くの住民が周囲に居を構えたことが発展の礎となりました。
浅草という地名が歴史に初めて登場するのは鎌倉時代です。史料価値としても高い「吾妻鏡」にその名が記されています。江戸時代に入ってからも浅草は関東地域の中心地として栄えました。当地は信仰の聖地として市民の心のよりどころとなる一方、武蔵国有数の港町である浅草湊を抱え、人・モノ・金の流通を支えました。

浅草の商店街

明治時代には東京市15区の1つとして浅草区が誕生しました。近代政治が行われる中で、浅草区では歴史的建造物を残しつ浅草寺周辺の開発と整備を推し進めます。その流れで、日本初の都市公園として浅草公園が誕生し、地域の住民に親しまれてきました。

浅草方面から隅田川沿いに見えるスカイツリー

昭和に入った1927年12月東京地下鉄道浅草駅が東洋で最初の地下鉄として開業します。その4年後、東武鉄道の延伸で浅草雷門駅が開業。東京市民の移動を支える大動脈として大いに機能しました。
戦時下、浅草も都市空襲に遭って焼け野原となりましたが道路のインフラ整備を行うなど着実に戦後復興の道を歩み碁盤の目を持つ街並みの誕生をもってその完成となりました。

浅草の街並み

浅草には歴史的建造物だけでなく、最近では大型商業施設もオープンしています。生活機能や街の利便性も向上しました。観光・商業・文化とそれぞれ異なる素顔・異なる魅力を併せ持つ浅草は外国人にもっとも人気のある東京の観光名所として確固たる地位を築いています。

周辺の主なスポット

・浅草寺
・浅草花やしき
・仲見世通り
・雷門
・浅草演芸ホール
・観光船「ヒミコ」
・浅草梅園
・浅草エキミセ
・まるごとにっぽん
・舟和本店
・今戸神社
・浅草神社
・鷲神社
・吉原神社
・アミューズミュージアム
・ホタルナクルーズ
・まつり湯
・言問橋
・江戸下町伝統工芸館
・浅草ビューホテル

どんな飲食店がある?

浅草で店を構える飲食店の多くは和食店や居酒屋で、業種では「食堂・レストラン・専門料理店」が全体の7割近くを占めています。中でも「日本そば」「寿司」「喫茶店」などの業態が多く、江戸時代・明治時代からの老舗も少なくありません。

どんな飲食店が出店チャンス!?

外国人の観光客が多い浅草でオススメの業態は、日本のソウルフードとして外国人から認知されている食品がいいかもしれません。その中でもラーメン店が一番のおすすめです。浅草には太麺~細麺まで100種類以上の種類を取り扱っている製麺所があるので希望に合った麺を仕入れる事ができます。日本のソウルフードとしての認知度も高いため、多くの観光客が訪れる事でしょう。

また、たこ焼きやおにぎりなどの食べ歩き商品もオススメですが、仲見世通りでは食べ歩きが禁止となっているのでオープンする場所に注意してください。

浅草に似た地域

門前仲町
富岡八幡宮や深川不動産がある門前仲町は、浅草と同じく江戸情緒を感じさせる街で、えどっ子気質な住民が多いことで有名です。
上野
上野の繁華街といえばアメ横です。お団子や煎餅など昔なじみの和菓子や駄菓子を扱うお店が多く、浅草の仲見世通りを彷彿させます。
巣鴨
下町ならではの人情味ある雰囲気が魅力の巣鴨。「巣鴨地蔵通り商店街」は東京でも有数の観光スポットであり商店街の中には由緒ある寺院・高岩寺があります。寺院と商店街が同居する独特の街の雰囲気が浅草と似ています。

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どんな客層?

【平日/昼】
ランチ単価は1000円程度。観光でにぎわう浅草は昼間の人口率が高く約5万3千人を数えます。夜の2倍近い数でランチを提供するお店もにぎわっています。しかし平日は観光客の出足も鈍るため、土日のみランチ営業するお店もあるようです。
【平日/夜】
ディナーの平均単価は3,000円~4,000円。浅草の夜は昼間と比べて落ち込み、約2万8千人です。夜は地元住民や観光客が訪れると思われますが昼間ほどの人出はないため、遅くまで営業している時間は少ないと見られます。

人口特性

浅草には日本人のほか外国人も多く居住しています。27年の国勢調査によると、浅草1丁目~7丁目の日本人の人口は16,740人で、対する外国人は885人と高い比率を占めています。浅草寺を訪れる外国人は日本に定住している方かもしれません。

乗降人数

2017年の浅草駅における乗降人員数は東京メトロ浅草駅で107,628人でした。都営地下鉄浅草駅では54,556人、東武鉄道浅草駅で48,673人です。東京メトロ・都営地下鉄の利用者は増加傾向にありますが東武鉄道はここ数年前年割れが目立っています。

浅草の賃貸相場

浅草の家賃相場はワンルームで8万円ほど。1Kで約9万円、1DK・2K・2DKで10万円強、1LDKで14万円ほど2LDKで約19万円。浅草のある台東区の家賃相場は東京都全体の平均賃料より若干高めで、かつ2017年において横ばいで推移しています。

浅草の店舗賃料相場

浅草駅周辺の店舗賃料相場ですが平均坪単価2万2千円強(最高坪単価7万7千円、最低坪単価5千円)です。全体の賃料別割合を見てみると、20万円~40万円がもっとも多く32%、その次に20万円未満が多くて全体の29%を占めています。

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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