Before & After
前店舗からどのように生まれ変わったのか、実際の店舗写真を比較します。

外観

Before

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After

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JR田町駅芝浦口(東口)からまっすぐのびるメインストリート沿いの2階店。若干急めな階段を昇っていくと、マリンブルーの爽やかな暖簾がお出迎え。前店舗から受け継いだ大きなガラス扉が洒落ている。

店内

Before

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After

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こちらの物件の前店舗はホルモン焼肉店。新規開業にあたっては、ダクト類を解体して、壁・床とも全面改装。赤を基調とした隠れ家的デザインから、一気に明るく開放的な空間に変身した。客席も隣席との距離を十分に取った余裕ある配置となっている。

Before

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After

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畳敷きの小上がり席は、顧客の利便性やワインダイニングのコンセプトとの相性を考え、テーブル席に改装。ひと並びの配置のため、隣のテーブルに気を遣うことなく、リラックスして会話に興じることができる。全面禁煙なのも健康志向の人には嬉しい。

Before

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After

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店奥の窓際にはカウンター席が4つ。通りの風景や行き交う人々を眺めるのが楽しい。他客の入退出に邪魔されることなく寛ぐことができるので、一人客に大好評。

レビュー

『沖縄ワインダイニング』はJR田町駅芝浦口(東口)からメインストリートのなぎさ通り沿いに徒歩3分、芝浦3丁目交差点角のビル2階に位置する。沖縄×ワインをテーマとする特色あるレストランで、熟練の和食割烹職人が腕を振るって供する本格的な沖縄和食キュイジーヌとともに、日本ワインアカデミー校長が厳選するこだわりワインが味わえる。北海道産真昆布と沖縄産鰹節からつくる特製出汁をベースとした丁寧で優しい味づくりにより、近隣オフィスに勤めるサラリーマン達のみならず、女性客、子連れ客のリピーターも多い。

店主の谷内宏隆さんは、飲食店の経営改善の仕事に長年携わる中で沖縄料理と出会った。すぐに美味しさとヘルシーさの虜になり、かねてより親しんでいたワインとのマリアージュを思いつき、この店を開業したという。元ホルモン焼肉店の居抜き物件を改装するにあたっては、自身でデザインを構想し、沖縄料理店というよりもワインダイニングとしてのアイデンティティを前面に出した。「イメージは無機質。普通の沖縄料理店の雑多でがやがやとした雰囲気とは真逆の感じを狙ってデザインしました」。

前店舗はホルモン焼肉店。まったく異なる業種での開業だったため、天井にはりめぐらされた排煙ダクト類は全て撤去。小上がり席はテーブル席に、壁色も紅から白に塗り替え、店内を一新した。改装時にこだわったのは、できるだけ清潔が保ちやすい内装とすること。汚れにくい床素材を選んだり、掃除しやすいように床の角部分に丸みをもたせたりといった細やかな工夫に、実際に現場に立って数々の店舗改善を成功させてきた谷内さんの知恵がうかがわれる。

当初は路面店を希望していたが、2階物件を選んだのは、物件取得予算との折り合いを考えて。加えて、芝浦のメインストリート沿いで、同じビルの1階、3階とも繁盛店であることから、認知度の点でも、来客数の点でも、きちんと営業すれば問題ないと判断したことが決め手だった。2階店ならではのトラブルとしては、専用トイレが店外の踊り場にあるため、他階の客が使ってしまい、自店の客が待たされるという事態が生じたこと。対策として、ビルの管理会社に「このトイレは2階の専用なので使わないでください」と張り紙をしてもらったことで、自店以外の客による利用を円満に防ぐことができたという。

内外装工事で一番費用がかかったのは厨房。前店舗は運営期間が短かかったこともあり、内見時に冷蔵庫などの設備機器類を見て「使えるな」と踏んだが、実際に準備に入ると古さが目立ち、結局200万近い資金を投じて入れ替えることになってしまった。この出費は痛かったが、開業準備中には嬉しいサプライズもあった。内見時には気づかなかったが、カウンターのすぐ下に見える並木が実は桜で、引き渡し日に満開となって咲き誇っていた。「去年の春はお客様がカウンターでお花見気分で杯を重ねて盛り上がっていました(笑)。オススメの席ですよ」。今夏には開店2周年を控えるが、季節とともに、街の成長とともに、ますます田町の人々に愛される店となるよう励んでいく所存という。

外観。2階の小さな窓にあたたかな灯りがともるのがいい雰囲気。「外観はちょっとお洒落にしすぎて目立立ててない感はあるかも」と谷内さん。