風が抜ける店は気の流れも良好! 内装もシンプル化でリフレッシュ
外観
浅葱色の屋号のれん(右)と中央の藍色ののれんによって、和の涼やかな雰囲気が出ている。特徴的な円型のファサードだが、装飾アイテムの活用により前店舗とのイメージチェンジに成功している。
店内
内装はほぼ全面的にリフォームして、木調の明るい店内となった。カウンター席が6席、テーブル席が2名席、4名席が各1つずつと、様々なタイプの客にとって使い勝手が良い構成となっている。
レビュー
『㐂翔(きしょう)』は地下鉄三軒茶屋駅から徒歩5分に開く小料理店。2014年9月3日の開業からもうすぐ3年、家族連れでも利用しやすい地元密着型の店として人気を集めている。前店舗は海鮮居酒屋。黒と白を基調にしてミラーも張った洋風寄りの雰囲気だったが、店主の進藤剛さんは、新店舗に向けて、カウンターメインのよりシンプルでナチュラルなデザインを構想した。
施工予算は約400万円を確保。ほぼスケルトンに近い状態に戻したので、新規内装費分はかなり限定されることとなった。そのため、進藤さんは毎日現場に足を運び、内装業者と使用可能素材や造り方について細部まで調整しながら改装を進めていった。施工スタッフの工夫により、壁のアクセントに白い帯(店内写真参照)を入れたり、棚を設置してもらったり、低予算だったが、シンプルながらも一点物の風格がある店舗に生まれ変わった。
進藤さんのこだわりポイントは、店内奥の格子の扉。ここは元々壁だったが、裏に出れる勝手口を造り、店頭からの風通しを確保した。「風が抜けない店って、気の流れが良くない感じで好きじゃないんです。スピリチュアルなわけではないんですが、悪い気っていうのはどうしても溜まる。毎日店に入るときは扉を開けて、こもった空気を入れ替えてから気持ちよく仕事を始めるようにしています」(進藤さん)。
そうした進藤さんの日々の心がけの甲斐あってか、店内の雰囲気はたいへん爽やか。仕事帰りに一杯傾けてリフレッシュするのにうってつけの空間となっている。
Written by 飲食店の居抜き物件なら!ABC店舗
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