Before & After
前店舗からどのように生まれ変わったのか、実際の店舗写真を比較します。

外観

Before

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After

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落ち着いたカラーの木材で素朴な和の雰囲気の外観に。前店舗は弁当販売店。店頭の大きなテントは撤去し、看板がよく見えるよう見通しを確保。通りに対して開かれたスッキリとしたデザインにした。

店内

Before

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After

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もともと弁当販売口だった箇所を入口に。蒼の日よけ暖簾と白の「鶏白湯麺」の半暖簾の取り合わせが爽やかだ。

Before

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After

店内は客席設置のため大幅改造。左のBefore写真の奥側半分が現在では客席スペース及び洗面所となっている。厨房はダクト、コールドテーブルを除き、総入れ替えした。

現店舗の客席はカウンター8席。シンプルなホワイトの壁と飾らない裸電球が、シンプルながら少し懐かしいような心地良い雰囲気を出している。この写真に写っていない側の壁には小窓が付いており、弁当販売への活用を検討中。その際のために、カウンターの間に通路を造り、厨房からの動線を確保している。

レビュー

「帆のる 浜松町店」は、家系×鶏白湯の濃厚「家白湯(いえぱいたん)」麺を名物とするラーメン店。オープンは2016年4月26日、都営浅草線大門駅A3出口から徒歩5分、JR浜松町駅北口から徒歩8分、第一京浜道路をひとつ入った角地路面店。他に新日本橋、西新橋、大阪なんば、恵比寿に展開する「帆のる」ブランドの第4号店である。

ABC店舗の物件は、第1号店の新日本橋店とここ浜松町店にご利用いただいている。浜松町という街を選んだのは、既存店と同じオフィス街で客の流れが掴みやすいため。前店舗は弁当販売店の居抜き物件。オーナーの島居里至さんは、「一般には敬遠されかねない狭めの物件だが、一人でもオペレーション可能なシステムを構築し、それで運営できている実績もあったので、問題ないと判断して契約を決めた」と語る。

内装デザインに関しては、「ちょっと細長い、若干難しいハコ。お客様と厨房スペースとがくっきり分かれる中で、どのようにお客様に座っていただいたら一番パフォーマンスが出るのか」を重視してプランニングした。その結果、厨房から客席までのスタッフ動線をスムーズに確保するため、コの字型の一辺を開けた特徴的な客席カウンターの形となった。

この独特な形のカウンターには、もう一つの狙いがある。入口から見て左手の壁面には、弁当屋時代に販売口となっていた窓と収納式置台が残っている。これを活用して、今後、自社のオフィス配送弁当・ケータリング業と提携し、弁当販売を再開する予定だという。「前店舗の弁当屋では、1日150食は出ていたと聞きました。ということは、ここに弁当屋が無くなって困っている人もいるはず。これは何か対応しなくちゃいけないな、ということで、すでに弁当販売するための営業許可も取っています。厨房から窓口までの動線を確保するためにも、このような構造にしているのです」。

シンプルだがスタッフの動きが考え抜かれた店内構造には、人々のニーズから巧みに商機を見出す気鋭の経営者のセンスが感じられた。