Before & After
前店舗からどのように生まれ変わったのか、実際の店舗写真を比較します。

外観

Before

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After

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黒とレンガ壁のシックな外観。店名看板をナチュラル系→黒色にしたことで、より洗練度が高まっている。店頭のテラス席(2席)は喫煙する顧客が使うことが多い。スパイスとワインの薫りを大切にしたコンセプトのため、店内は全面禁煙。

店内

Before

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After

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自慢の煮込み料理に厳選されたワイン、クラフトビールをゆっくり味わって頂くため、店内は「くつろぎ」「落ち着き」の雰囲気づくりを重視。顧客への配慮から、カウンター奥のミラー面は顔が映り過ぎないように、ボトルや装飾を陳列して目隠し対策をしている。

Before

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After

元々の造作はカウンター席のほかにハイチェア&テーブルが2セット。新店舗ではこれを広々としたテーブルとソファに替え、3~4人のグループ客の入店も可能になった。

レビュー

「Spice&Wine Oeld(エルド)」があるのは、千代田線・代々木公園駅、小田急線・代々木八幡駅から徒歩5分、昔ながらの個人商店と現代的な雑貨店やレストラン、カフェが共存する上原水道通り商店街の半ほど。ヨーロッパ各国の煮込み料理、27種のこだわりスパイス、厳選されたワインにクラフトビールが楽しめる店で、2016年7月7日に当地にオープンした。

煮込み料理の炎が揺らぎ、ワインとスパイスの薫りが漂う。そんな落ち着く空間でゆっくりと自慢の料理とお酒を楽しんでいただきたい――店長の大澤直也さんは、こうした店舗構想に沿って、元ワインバーの居抜き物件を上質でリラックスできる空間に変えていった。

リフォームにあたっては、デザイナーと相談しながら、店舗全体のカラーイメージを決定。大澤さん自らハケを手に握り、元々ばらばらだった壁色を重厚感ある暖色系カラーに統一した。そのことで店内に一体感が生まれ、「前の店より広くなった」と顧客に言われることもあるという。席数に関しても、新たに4名用のテーブル席、2名用のテラス席も設置し、ゆったり感を保ちつつ10席程度→16席に入店キャパを増やすことに成功した。

週毎に料理もドリンクも入れ替えていくスピード感ある営業スタイルのため、メニューブックは置かず、代わりに店内に黒板を2箇所設置してメニュー紹介を行っている。また、写真には入っていないが、店奥左手にあるトイレは開業前から狭さが気になっており、思い切って内部を仕切っていた壁を壊して広々とした造りに変えた。

開業準備では知人のツテや紹介をフル活用。看板や店内のデザイン、内外装の施工、装花、写真撮影などの費用がそれによって随分節約できたという。新設置したテーブルも顧客から譲り受けたもの。「自分のお店だけど、他の人も何かしら携わったところがあって、その部分はその人の店でもあるというような。『みんなのお店』になってもらえれば、やる人も頑張れるのではないか」と大澤さんは語る。

今後は細かい箇所に手を加え、更に居心地よい店づくりに努める。カウンターの椅子をより重厚感あるものに替える、客席壁側の照明を調光可能なものに替えるなど、手の届くところから少しずつ変えていきたいという。初めての冬を迎えるにあたって心配なのは、譲渡された古めのエアコンの働き具合。床冷えもするので、入口付近にヒーターを1台設置し、女性の方も冷えを気にせず滞在できるよう工夫している。