居酒屋のプロによる物件選びの観点【越谷】【居酒屋】

独立開業を決意して今までの勤め先を退職したのが2016年11月。それから物件を探し始めたので約1ヶ月ですね。この間に内見した物件は3件、図面だけ確認した、立地だけチェックしに行った物件含めると検討したのは全部で10件ほどです。すでに仕事を辞めていて、物件探しに何ヶ月もかけるわけにはいかなかったので、比較的早く決まってほっとしています。物件を探した範囲は、大宮・草加など地元に近い埼玉エリア。本当はより人の多く集まる大宮が希望だったのですが、やはり人気の街は家賃も高く断念。越谷のこの物件はABC店舗のメールマガジンで知り、「1人でもやれるよう面積は広すぎず10坪くらい」「予算的にスケルトンは難しいので居抜き物件を」という条件に合っていたので契約を決めました。駅からもそれほど離れておらず良いと思います。物件探しの工夫というのは特にありませんが、色々なサイトでマメに物件をチェックして、気になる物件には実際に足を運ぶ。それに尽きるのではないでしょうか。

これまでの飲食経験で腕を磨いてきた「串もの」をメインに据えた居酒屋を考えています。串揚げ、串焼きの両方を一本から楽しんでいただける。ホールに1人アルバイトを入れるつもりですが、厨房は基本的に1人でやるのでメニューは絞って提供します。お酒は希少種というより、気負わず注文いただけるごくごく一般的なものを。越谷の街ののんびりとした雰囲気に合わせて、ガツガツではなく「くつろぎ」を重視した店づくりとしたいです。越谷勤務のサラリーマンの方や近郊の方、周辺住宅地にお住まいの方々などを主な客層として、ゆっくりリラックスして過ごしていただけるお店を目指します。

全体的なデザインはこれから内装業者さんと相談しますが、天井、床、厨房まで全体的にリニューアルしていく予定です。前店舗から引き継いだテーブルや椅子は塗り替えての活用を考えています。要検討なのはテーブル席の配置方法。今のように横並びの配置だと、席数は取れるのですが、隣の席に会話が聞こえてしまって嫌がるお客様も結構多い。仕事の話なども気兼ねなくしていただけるように、客席の一角を個室風にしたり、違うテーブルのお客様同士が背中合わせで座れるような配置にしたりして、プライバシーが確保できる空間づくりを工夫したいと思います。