階段のイメージと反したシンプルな店内
5路線利用可能な便利な街・蒲田
「アジアンダイニング&バー シバーサクティ 蒲田店」はJR蒲田駅の東口を出て大田区役所沿いを歩けば2〜3分で到着する。店のあるビルは東口ロータリーと環八を結ぶバス通りから少し入っているため、駅近にも関わらず雑然とした雰囲気はない。1Fのレコード屋さんと隣のビルの中華料理屋さんの間に入口があり、鮮やかな朱色の階段を上ると店主・スベディさんの笑顔が出迎えてくれる。店内は左右に分かれており、階段の印象とは一転してシンプルな内装だ。壁、テーブルと椅子は白と白木を基調とし、床は落ち着いた焦げ茶の木材で、スッキリとまとめられている。多国籍料理の店は各国のポスターや雑貨が多数飾られていることが多いが、スベディさんが「飾り付けは好きじゃない。シンプルな方が好きなんです」と今の雰囲気に落ち着いた。
蒲田は23区で最も広い大田区内で大森と並ぶ中心地であり、中小の町工場の多いエリア。JR京浜東北線、東急池上線・多摩川線、京急本線・空港線の5線が利用可能なアクセスの良い街だ。小さな飲食店が多くガチャガチャした街というイメージを持たれているが、駅ビルは2008年にグランデュオ蒲田にリニューアルされて、東口には区役所や区民ホール・アプリコなどの行政施設も建ち並び、少しずつイメージが変わってきている。近年は羽根付き餃子発祥の地としてグルメ番組などでも度々取り上げられ、食べ歩きに訪れる人も増えている。