吉祥寺駅から徒歩2分
こだわりの銘酒とおつまみをワンコインで
JR・井の頭線の吉祥寺駅公園口から徒歩2分。居酒屋や飲食店が軒を連ねる通りを行くと、カラオケ屋さんの入るビルの地下に「米〇」はある。店へ下りる階段手前に信号機がついていて、一目で営業中か否かが分かるようになっている。オーナー加藤さんの遊び心が伝わってくる仕掛けだ。
「米〇」は、駅の近くでカジュアルに日本酒を楽しんでもらえる立ち呑みの店という新しいコンセプトで手がけられた。最大の特徴はこれらが全て500円(税込)ということ!おつまみは1品または2品で500円、日本酒は基本は7勺(126ml)、メニューに星印があるものは5勺(90ml)と分かりやすい。店名は「日本酒=米、ワンコイン=〇」のイメージから名づけられた。
ワンコインながらお酒にもおつまみにもこだわりが詰まっている。店内に入るとまず目に飛び込んでくるショーケースには、いかにも日本酒が進みそうなおつまみの瓶詰めや新鮮野菜、海の幸が並んでいる。人気メニューの新鮮野菜は、栃木の川田農園に何度も加藤さんが足を運び、無農薬で安全な美味しい野菜を仕入れている。そして目を上げると棚の上には日本酒がズラリ。すべての都道府県の日本酒が揃っていて、その他も合わせ全国各地の銘酒が100種類以上常備されている。こちらもすべて加藤さんが蔵元を訪問し、造った方と会話し、自身の舌で確かめたものばかりだ。取材時は冷蔵庫に80本、お燗向きのお酒も常温でかなりの本数が並んでいた。立呑となっているがいくつかハイチェアも用意してあり、サクッと飲むのもじっくり飲むのもお好み次第だ。