ロケーションをメインの居抜き物件探し 街、店舗前、そして向かいにある公園が決定要因となる【東高円寺】【カフェ】

物件探し自体は、今年（２０１７年）７月初旬ごろから始めました。なので、実働２ヵ月といったところです。もともと、吉祥寺で４年程前からお店はやっているんです。ただ、出資者がおり実質的なオーナーではなく、いわば雇われ店長のような立場だったのですが、お店はうまく回り、悪くない状態でした。ただ、オーナーと話が噛み合わないことが出てきて、嫌になってきてしまったんです。、それで、それなら自分のお店を持とう、と物件探しに至ったんです。仕事をする合間に、登録したサイトを活用しつつ候補に挙がったのが、この東高円寺の物件でした。もう一つ、新中野にもいい物件があって悩んだんですけどね。東高円寺の物件に決めました。理由としては、金額とか大きさとかお店の状態とかももちろんあるんですけど、一番はロケーションです。目の前に、小学校にくっつくみたいにある大きい区立公園があるのを知っていますか？「蚕糸の森公園」というところなんですけど、これが決め手ですね。これまで吉祥寺でやっていて、お客様を回転させることに手いっぱいになり、ストレスに感じることも多くありました。それなら、週に２回とか３回とか来てくれるお客様の顔を覚えながら営業してたほうが心穏やかになれると思っていました。この考え方は、社名の由来でもあるんです。弊社は、「株式会社朗善会」といいまして、「朗らか」に「善き行い」をする人たち、という思いを込めているんです。自分が独立するコンセプトにマッチした環境で、まさに理想的な立地でした。そういうこともあり、ここで開業することに対する心配や不安といったものは、まったくないです。あるとすれば、害虫が嫌いなので、路面店がどう作用するかだけが心配です。

吉祥寺でやっていたお店、うどんをベースとしたコンセプトになります。それに加え、この土地の特徴に合わせたメニューとかお店のイメージなども考えていかなければならないですね。たとえば、夜。東高円寺周辺は、基本的に住宅街です。さらに言ってしまうと、一人暮らしをするためのマンションが多くあるんです。ただ、そういったお一人様が寄れるお店であるのは、ラーメンとか大手のどんぶりチェーン店とか、あとはそもそも一人ではいけないであろう焼肉屋さんとかしかないんです。こういったお店って、女性の方は入りにくいですよね。だから、女性の方が、帰宅の際に軽く飲んで食べれるような食事、あとはしっかり食べられる定食メニューとか出していければ喜んでもらえると思います。また、このお店からコミュニティが発生するような仕組みも作っていきたいです。前のお店では、長崎系のうどんを出していたのですが、その影響で長崎県出身の某アーティストのファンの方が多くいらっしゃっていたんです。そういった、ツボに入ればお店に来てくれるお客様を対象とした要素もお店に取り込んでいこうと考えています。