東京都中央区にある東銀座は、銀座駅や新橋駅から1駅に位置する、交通アクセス環境に恵まれたエリアです。
街のランドマークである「歌舞伎座」を中心とした日本の伝統文化の発信地であり、そして高層ビルが立ち並ぶビジネス街としても知られています。
今回は、そんな東京都中央区の東銀座について、その歴史や魅力についてお伝えします。

新しさと懐かしさが同居するオフィス街

数多くのオフィスビルが立ち並ぶ東銀座駅周辺には、ビジネスマンの姿が目立ちます。
「歌舞伎座」や「新橋演舞場」などの劇場があったことや、かつて花街であったことから、付近一帯は飲食店に恵まれているのが特徴です。ランチタイムになると、街は賑わいを見せるようになります。
その一方で、レトロな街並みが各所に残されているのも、東銀座の特徴といえるでしょう。生まれ変わった建物が多い一方で、昔ながらの姿を残す建物もあり、新しさと懐かしさが同居する風景を楽しめます。

充実の飲食店でランチタイムを楽しめる

東銀座エリアは、数々の高層ビルが立ち並ぶ、オフィス街としての顔を持ち合わせています。
日夜多くのビジネスマンが行き交う東銀座は、全体として落ち着きのある印象です。大通りから少し狭い道へ入ると、多彩な飲食店が立ち並んでいます。ランチタイムには、周辺の飲食店へ立ち寄るビジネスマンが多く、人気店には列ができることもあるようです。

このように東銀座エリアが食文化に恵まれているのは、かつて花街として栄え、その周辺に多くの高級料亭が店を構えていたからだといわれています。
銀座通りの東側には、かつて名門ともいわれた花街「新橋」がありました。多数の料亭が集まっていた三十間堀川の西側は、やがてクラブ街として発展を遂げることになります。
また、東側には「歌舞伎座」や「新橋演舞場」といった劇場があったことから、この周辺にも自然と飲食店が増えていったといわれています。

銀座と新橋までたった1駅でアクセス可能

東銀座駅には、都営地下鉄浅草線と東京メトロ日比谷線の2線が乗り入れています。このうち、東京メトロ日比谷線を利用すれば、銀座までたった1駅でアクセス可能です。
また、浅草線の隣駅は新橋であり、通勤の利便性も非常に高いといえます。ビジネス街として知られる新橋駅は、JR・東京メトロ・都営地下鉄・ゆりかもめという4社が乗り入れていることから、都内各所へ出る際の利便性の高さが魅力となっています。
JR東海道線・京浜東北線・山手線・横須賀線と、主要駅までアクセス可能な路線がそろっています。

日本の伝統芸能の中心地「歌舞伎座」

東銀座といえば、和風の佇まいが特徴的な「歌舞伎座」の建物を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
歌舞伎座は、明治22年に開場してから現代に至るまで、日本の伝統芸能である歌舞伎の上演が行われてきた、歴史ある劇場です。そんな歌舞伎座の建物は、現在で5代目にあたります。
これまでの歌舞伎座は、火事により炎上したり、関東大震災に被災したり、戦時中は空襲に遭ったりと、何度もの被害に見舞われています。しかし、そのたびに建て替えられては、現在まで伝統芸能の中心地としての役割を果たしてきました。

5代目の歌舞伎座が誕生したきっかけは、老朽化や耐震といった問題に対処するためです。2002年に登録有形文化財にも登録されていた4代目の建物は、東銀座のランドマークとしての意味合いが強く、建て替えに際しては議論を巻き起こしたこともありました。
しかし、地上29階のオフィスビルが併設された現在の歌舞伎座は、歴史と最先端の技術とを融合させ、新たな東銀座の顔となっています。歌舞伎座の背後にそびえ立つ「歌舞伎座タワー」は、第55回BCS賞を受賞。多数の有名企業が入居するとともに、歌舞伎座には今も多くの方が観劇に訪れています。

レトロと最先端が同居する街並み

東銀座エリアの魅力は、なんといっても歴史ある建物が数多く残され、レトロな街並みを楽しめる点でしょう。
たとえば、銀座一丁目に残された「鈴木ビル」は、都選定歴史的建造物詳細にも登録されている、レトロモダンな佇まいが魅力的な建物です。昭和4年に建造されてからというもの、この街の古き良き時代を今に伝えてくれています。

その一方で、これまでに東銀座のシンボルとして存在してきた建物が、次々と新しい姿へ生まれ変わっています。
2013年に新たに開場した「第五期歌舞伎座」をはじめとして、「東劇ビル」「新橋演舞場」「銀座松竹スクエア」といった建物が、新たに東銀座の街並みを作っています。昔懐かしいレトロな建物と、最先端のオフィスビルが同居する街並みは、これからの東銀座の風景として続いていきます。

木挽町から東銀座への変遷

現在の東銀座一帯は、もともと「木挽町」と呼ばれている地域でした。かつてここに「三十間堀川」が流れていたところが、埋め立てによって銀座に隣接するようになったのです。こうして銀座の東側に位置していたエリアは「銀座東」と改名されることになります。
ところがその後、1960年代になると銀座東は「銀座西」と呼ばれていたエリアとともに、「銀座」に統合されることになりました。
過去に銀座東と呼ばれていた地域は、現在では一般的に「東銀座」と呼ばれています。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

数多くの飲食店に恵まれた東銀座エリアには、2,268件と多数の和食店が存在しています。また、続いて多いのは居酒屋の1,644件です。BARが1,154件、イタリアン・フレンチが628件、カフェが617件と、飲食店がたくさん集まる激戦区というのが特徴です。

どんな業態が出店チャンス?

すでに多数の繁盛店がある東銀座エリアでは、和食と居酒屋に出店チャンスがあると考えられます。出店戦略においては、繁盛店の近くには同様に繁盛店があるといわれます。あえて同じ業態で勝負することで、既存の客層に狙いを定めることができるでしょう。

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和食の居抜き
居酒屋の居抜き
BARの居抜き

周辺の主なスポット

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どんな客層?

【平日/昼】
東銀座のある中央区は、昼間人口が608,603人であり、多くの人が通勤でこのエリアへ足を運んでいます。ランチの客層はビジネスマンが多く、平均単価は1,000円以下が目安です。

【平日/夜】【土日】
中央区の夜間人口は141,183人までに落ち込みますが、帰宅前のビジネスマンが居酒屋やBARへ立ち寄る例が多くあります。ディナーの平均単価は3,000~4,000円が目安です。

人口特性

東銀座駅が位置する銀座四丁目は、世帯数が132件となっています。このうち、男性が84人、女性が102人です。銀座全体の世帯数は2,465件であり、京橋地域の中では4位となっています。地域全体で見ても、男性1,643人女性1,933人と、女性のほうがやや多い傾向にあります。

乗降人数

東銀座駅は、都営地下鉄の乗降人数が79,876人、東京メトロの乗降人数が90,621人となっています。このうち、東京メトロの利用者は全130駅中で46位となっており、都内のほかの駅と比較しても多くの方が利用していることが分かります。

東銀座の賃貸相場

多くの高級デパートが立ち並ぶ銀座と地続きにある東銀座は、賃貸相場も高い傾向にあります。ワンルームや1Kでも12万円以上、1DKでは14万円前後が相場です。2LDKでは30万円、3LDKでは60万円と、ほかのエリアと比べて高額な家賃が必要となります。

東銀座の店舗賃料相場

飲食店が豊富な東銀座エリア。駅から徒歩数分の店舗賃料は、20~30万円が目安です。ただし、銀座エリア全体では、物件によっては賃料が50万円を超えるところもあるようです。これと比較するならば、東銀座エリアの賃料は都内でも平均的だといえます。

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