街レポート

浜町(中央区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

浜町(中央区)で居抜きで飲食店を開業するための街情報

東京都中央区の浜町は、下町情緒の残る穏やかな街です。
歌舞伎や舞台といった幅広い公演が行われる明治座や、江戸時代から人々に親しまれてきた甘酒横丁といったように、見どころあるスポットがたくさんあります。
また、駅の東側はオフィス街になっており、ビジネスマンが多いのも特徴です。こちらのページでは浜町の特徴についてご紹介します。

下町情緒が感じられる街「浜町」

浜町は、日本橋地域の中でもっとも人口の多い街です。明治座や浜町公園が有名で、日々多くの方が
浜町を訪れています。
以前は個人商店が多く、日々の買い物がしにくいエリアでしたが、2000年代からは大手チェーンのスーパーが増え、利便性が向上しました。

浜町には、明治座や甘酒横丁といった下町情緒を感じられるスポットや、浜町公園のような自然の中でくつろげるスポットがあり、日々たくさんの方が訪れています。お店を出した場合に、人を呼び込みやすいエリアとなっています。

中央区最大の広さを誇る「浜町公園」

浜町公園は、中央区の公園の中では最大の面積を誇る、隅田川の川岸に位置した公園です。
浜町公園の整備が始まったのは、1923年です。関東大震災により壊滅的な被害を受けた東京を復興するための事業の一環として、隅田公園や錦糸公園と一緒に計画され、1929年に開園しました。
ブランコ・ジャングルジム・すべり台・シーソーといった遊具や、緑に囲まれた広場があり、大人も子どもも楽しめる公園です。

公園の中には、1861年に熊本藩主である細川斉護によって建設された清正公寺があります。こちらは江戸時代に活躍した武将の加藤清正を祭った寺で、細川家が所有していた時代から一般公開されていました。

ほかにも園内には、デイキャンプ場や運動広場に加え、中央区立総合スポーツセンターがあります。
センター内にはプールやゴルフ練習場があり、さまざまなスポーツが楽しめます。12~17時の一定の時間にミストが出る「もや立ちの池」や隅田川の景色を眺められる「隅田川テラス」といった場所もおすすめです。

焼失と再建を繰り返してきた「明治座」

明治座は浜町にある劇場です。明治時代から続く長い歴史があり、「銀座歌舞伎座」や「新橋演舞場」、「お堀端帝劇」といった劇場とともに親しまれてきました。
現在でも歌舞伎や演劇歌手による座長公演、舞台といったように、さまざまな公演が行われています。

館内の各階には絵画が飾ってあり、待ち時間も退屈しません。また、お土産を買う際は、11店舗ある売店を見て回り、気に入った商品を選ぶことができます。

明治座は、創建当初「喜昇座」という名前でした。その後焼失と再建を繰り返し、久松座や千歳座と名前が変わっていきます。そして、1893年に初代市川左團次が劇場を買収してから、現在の「明治座」という名前になります。
その後も関東大震災や東京大空襲により、何度も建物は崩壊しますが、そのたびに建て直されてきました。

公演は、戦後しばらくの間は歌舞伎や新派を中心に行われていましたが、だんだんと時代劇や歌謡ショーが増えていきます。
2000年代には現代劇やミュージカルも行われるようになり、幅広い世代の方にみられるようになりました。1993年に新しく建て直されたこともあり、より観劇しやすい劇場に変化しています。

老舗和菓子屋が立ち並ぶ「甘酒横丁」

甘酒横丁は、明治座通りを進んだ先にある、日本橋人形町の商店街です。
この場所には江戸時代から人形小屋や歌舞伎小屋があり、たくさんの方が訪れていました。明治初期には尾張屋という甘酒屋が繁盛し、通りで人々が甘酒を飲むようになったことから、「甘酒横丁」と呼ばれるようになりました。

甘酒横丁には、有名な老舗和菓子屋や、東京たい焼き御三家に数えられるたい焼き屋、創業130年の歴史を持つお寿司屋といったように、さまざまなお店があります。
中でも、尾張屋の甘酒を引き継いだ豆腐屋「双葉」は有名です。こちらは豆腐やがんも、豆乳ドーナツといった豆腐食品をメインに扱っているお店ですが、店頭では甘酒の販売を行っています。甘酒横丁に来た方の多くが、双葉で甘酒を購入しています。

いつも多くの方でにぎわっている甘酒横丁ですが、特に休日はたくさんの方が訪れます。
その影響か、休日は周りの飲食店も繁盛しています。浜町にお店を出す方は、商店街に来たお客さんが立ち寄りたくなるようなお店を意識すると、人気が出るかもしれません。

安産祈願で有名な「水天宮」

水天宮は、江戸時代から安産や子授けの神として信仰されてきた神社です。子どもと水を守る役割も担っています。初詣や七五三を行うのに人気の場所です。

水天宮という名前の神社は全国各地にありますが、総本宮は福岡県久留米市の水天宮になります。中央区の水天宮はその分社です。
水天宮には「子宝いぬ」という犬の像があります。犬の周りには十二支の文字が描かれた丸が並んでいて、自分の干支をなでると安産や子授けといったご利益があるとされています。
ほかにも、かっぱが3匹の赤ちゃんがっぱを抱きかかえている「安産子育河童」像や、芸事のパワースポットとして有名な「寳生辨財天」があります。休日平日を問わず、たくさんの方が訪れている神社です。

 

どんな飲食店がある?(1km圏内)

浜町に多い飲食店は和食(705件)や居酒屋(575件)です。浜町は下町の雰囲気が残る街のため、和食屋や居酒屋といったくつろぎやすいお店が人気となっています。そのほかには、カフェやBAR、イタリアン・フレンチも人気がありました。

どんな業態が出店チャンス?

浜町に出店するなら、すでにたくさんのお店がある和食や居酒屋といった業態がおすすめです。同じ業態のお店がたくさんあるということは、地域とその業態の相性が良いということになります。ほとんど同じ業態のお店がないエリアに出店するよりも、成功する確率を上げられます。

業態別 募集中の居抜き物件一覧

和食の居抜き
居酒屋の居抜き
カフェの居抜き

周辺の主なスポット

・明治座
・浜町公園
・笠間稲荷神社 東京別社
・水天宮
・中洲公園
・芭蕉記念館
・袋物資料館
・末廣神社
・両国国技館
・江島杉山神社
・松島神社
・小網神社
・杉山和一記念館
・甘酒横丁
・東京都江戸東京博物館
・賀茂真淵県居の跡 碑

浜町に似た地域

水天宮前

水天宮前は、都内主要駅へのアクセスに便利な街です。新宿・渋谷・池袋まで20分ほどで行くことができ、大手町へは約4分で行けます。

京橋

京橋は浜町と同じくオフィス街になっています。大小さまざまなビルが立ち並んでいます。

西日暮里

西日暮里は下町情緒を感じられる街です。懐かしい雰囲気の商店街や公園が残っています。
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京橋・西日暮里・水天宮前の居抜き物件一覧

 

どんな客層?

【平日/昼】
中央区では、夜間人口と比べて昼間人口が約4倍に増えます。昼間は出勤してくる方が多いため、飲食店を利用するのは会社員が多くなります。お昼に気軽に食べられるように、メニューは1,000円以下の価格に設定しているお店が多いようです。

【平日/夜】【土日】
夜は、仕事帰りのビジネスマンや周辺住民が飲食店を利用することが多くなります。価格は少し高めに3,000~4,000円に設定しているお店が多数です。

人口特性

日本橋浜町の人口総数は10.889人です。そのうち男性は4,992人、女性は5,897人いらっしゃいます。世帯数は6,138世帯と、人口総数に比べて多めです。少人数で暮らす方が多い地域となっています。

乗降人数

浜町駅には、都営地下鉄新宿線が乗り入れています。2016年度の1日の平均乗降人員は21,938人でした。乗車人員は10,866人、降車人員は11,072人になります。多少の変動はありますが、2003年から浜町駅の乗降人員は大きく変わっていません。

浜町の賃貸相場

浜町の賃貸相場は、ワンルームで10.18万円、1LDKで15.16万円、2LDKで20.15万円となっています。中央区の賃料相場はワンルームが11.73万円、1LDKが17.29万円、2LDKが24.93万円のため、浜町は中央区の中では相場の安い地域だと分かります。

浜町の店舗賃料相場

浜町の平均坪単価は18,455円です。坪単価は2017年まで徐々に上昇していましたが、2018年には少し下がりました。一月当たりの賃料は、20~40万円という物件がもっとも多くなっています。80万円以上の賃料を払っている店舗はほとんどないようです。

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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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