金曜夜は1日2回転を記録するヒット!
センベロ飲み屋を始め、激安の飲食店がひしめく東京・蒲田。
飲食激戦区でもあるこの街で、客単価4000円というミドルラインのダイニングで差別化を図るのが、スペイン料理店「ワイン&パエリア Blanco」だ。
オーナーはホルモン料理店やイタリアンを経て、スペイン料理店で計5年修業を積んだ宮崎龍太さん。
「蒲田にはスペイン料理店が1店くらいしかありません。パスタ店だと競合が多いですし、前職ではパエリアを担当していたので、それを看板にしようと業態を考えました。また、蒲田には航空関係の方々が多い他、可処分所得の高い方も住んでいる。そういった方々や、女性の方が一人でも来られるお店にしようと思いました」と宮崎さん。
立地はちょうどオフィス街と住宅地の狭間。大通りから1本入った路地は、夜になると人通りがなくなる。一方で、隣は昼に行列ができる人気店。隣店に行く途中、行列に並んでいるときに目に入るだろうと、現物件の価値を見出した。
お客からは「こういうお店、蒲田にはなかったよね」との声も挙がり、リピート客も徐々に拡大。
現在、金曜の夜は2回転するほどの人気店に成長しており、平日でも貸切宴会などを獲得、売上げは右肩上がりと好調だ。