副都心線『雑司が谷駅』徒歩3分!目白駅からも徒歩圏内の目白通り沿いカフェ居抜き!!
目白 8分 / 4 26.71坪/88.29㎡
36.8万円同店は、100種類の日本酒が3000円で飲み放題できるセルフサービス店。入店してすぐ横のショーケースに並ぶ日本酒から、好きな銘柄を好きな量だけ取って飲めるシステムだ。時間は無制限。何杯飲んでも、何時間滞在しても、定額であることが強みとなっている。
フードは卓上の伝票に手書きし、お客自らがレジへと注文を通す。客席からレジを通り、その先にショーケースを配置する動線で、フードの注文もスムーズに行なえるようなレイアウトにしている。
「元々焼鳥のフランチャイズ店を経営していましたが、近年では慢性的な人手不足に陥っていました。また焼鳥は技術が必要なので、焼ける人がいないと成り立ちませんし、焼き場に1人固定されてしまいます。人件費も高騰しているため、人を増やすと利益を圧迫してくる。そんななか、僕が入院を余儀なくされ『飲食の現場はこのままでいいのか?』と考えるようになったんです。家庭もありますから、失敗もできないなと。そこで、人に依存しないビジネスモデルを考えたのが『のすけ』です」と神﨑さん。
ドリンクのサーブをセルフにすることで、スタッフ人員は平日で2人体制。人件費を大幅に下げられる分、日本酒や料理に原価をかけお客に還元している。
このキャッチーなセールスポイントは、SNS受けがよく情報拡散効果を発揮。これにより、SNS世代の20代を中心に予約が殺到した。多種多様な日本酒を楽しめるという“顧客体験”にもはまり、着実にお客を増やしている。
日本酒は80種が固定で、20種は季節ものを頻繁に入れ替えることで、リピーターを誘引。産地や味わいは限定せず、神﨑さんや酒屋のアドバイスでセレクトしている。
日本酒メニューは、1枚の紙にナンバリングして表記。日本酒ボトルにその番号をつけることで、お客が迷わず選べる工夫をする。
また時間無制限のシステムも、利益を生み出すポイント。
「回転率で勝負するより、このお店で完結してもらうことを考えています。例えば一軒目で3000円、2軒目で2000円と使ったのと同じ額を、うちで使っていただけるよう時間を設定していないのです。結果、客単価は想定通り5000円に落ち着いています」と神﨑さんは言う。
一方で飲み放題だけでは薄利になる。そこで、飲み放題注文の際はフード3品以上オーダーをルールとして設定。フードの最低価格商品を3品オーダーしても、ミニマムの客単価が4000円になる設定にしている。
「メインのお客さまが20代ということもあり、思った以上に肉料理を所望する声が挙がっています。そのため今後は肉料理にも力を入れ、メニューをブラッシュアップしようと考えていますね。元々焼鳥屋の出身なんで、その経験も活かせると思います」(神﨑さん)。
昨今、セルフオペレーションの日本酒飲み放題店の出店が目立ってきているが、JR川崎駅周辺には競合がない。
わざわざ同店を目指して来るお客もいるほど、日本酒のラインアップや料理のクオリティなど、トータル満足度の高い店として認知度を上げてきている。
近隣住民に対してのアプローチとして新たな試みも開始。それが「3種飲み比べセット」1000円だ。
「近隣の方が日常的に使えるよう、ちょっとだけ飲めるメニューを8月より導入しました。このセットもお客さまが自ら飲みたい日本酒を選べるので、スタッフの作業負担もかかりませんし、客層拡大につながっています」(神﨑さん)。
同店の成功を受け、展開にも意欲的だという神﨑さん。日本酒飲み放題だけでなく、出店地域で必要とされる新たな業態にもチャレンジしていきたいと話す。
【OPEN情報】
日本酒が〝100種&無制限〟飲みたい放題! 「日本酒専門 のすけ」川崎でオープン【2018年4月】
【ビフォーアフター】
グループ人数に応じて客席レイアウトを変更できる2名卓で構成
店舗情報
アクセス | JR京浜東北線 川崎 5分 |
業態 | 居酒屋 |
階層・面積 | 9 25.84坪 / 85.42㎡ |