【飲食店開業】レストランで開業を目指すなら
レストランを開業するにあたって
新たに何か事業を始めるにあたっては、「最終的に何を成し遂げたいのか」という目的をはっきりさせておくことが大切。
レストランの経営者になりたいと考えているのであれば、「何故レストランでなければならないのか」「本当に自分の成し遂げたいことにつながるのか」などを自問自答し、開業の意思を確立させることが成功への道しるべとなります。
飲食店は身近な存在として出店イメージがつきやすく、資格や資金があれば誰にでも始められると考えられやすいものです。たしかに特別な知識や経験がなくても飲食店開業は可能ですが、その手のつけやすさゆえに計画性のない経営を行ない、早期に失敗する方が多いのが現実です。特にレストランでの出店では、料理の味に加え、居心地のいい空間や接客・サービスなど全てにおいて質の高さが求められる業態となっていますので、生半可な店舗がファンを掴むのはかなり難しいといえます。だからこそ、店舗経営の軸となる事業計画をしっかり行い、顧客に長年親しまれるレストランの実現を目指しましょう。
重要なコンセプト設計と商圏調査
「レストラン」と一言にいってもイタリアンからフレンチレストラン、ファミリーレストランなどお店の種類は多岐にわたります。他店との差別化を図る為には、第一にお店のコンセプトを明確化することが大切です。
コンセプトはお店の基礎となるものなので、物件探しに先立ち早期に取り組むことをおすすめします。もしも、コンセプトがあやふやな状態で物件探しを進めていくと、希望条件の物件がなかなか取得できなかった際の軌道修正ができなくなったり、物件を取得できたとしても開業後にエリアや立地に対しての不一致が起きすぐに閉店になったり、と予測していなかった事態に陥るケースが散見されています。
そうならない為にも、「どんな人をターゲットに、どんな場所で、どんなお店にしていくのか」といったコンセプトをはっきりさせておきましょう。
こちらでは詳しくご説明いたしませんが、経営に関わる重要事項にあたりますので、コンセプト設計の方法については下記リンクページにてご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
レストランの開業に必要な費用とは
人気レストランといわれるまでにお店を成長させたいと思っても、それに見合う投資と努力がなければ実現できません。
お店を開業するための資金としては、物件取得にかかる費用、内外装工事・設備導入などにかかる店舗投資費用、営業するのに毎月にかかる運転資金、ご自身の生活に関わる費用、と大きく分けて4つの費用に対する資金が必要となります。
店舗投資費用
レストランの内装設計・工事費用に関しては、店舗規模によって大きく左右しますが、居抜き物件で1坪あたり25~40万円、スケルトン物件で1坪あたり50~70万円が相場といわれています。
中華料理店や焼肉店などの重飲食と比較するとインフラ容量やダクトなどの設備にかかる費用は少なく済みますが、基本的な厨房機器類とグリストラップの設置は必須となりますので少額資金では難しいといえます。
できるだけコストを抑えたいという方は、厨房機器のリースや中古品を導入することも検討してみてください。
運転資金
運転資金には家賃や通信費などにかかる固定費と、仕入れや人件費などにかかる変動費があります。一般的に、開業してからお店が軌道にのるまでには約6ヶ月間かかるといわれていますので、入居前にその期間分の金額を用意しておくことが妥当です。
費用区分 | 運転資金の内訳 |
---|---|
固定費 | 賃料、通信費、保険料、リース料、減価償却費、支払い利息など |
変動費 | 水道光熱費、人件費、広報・宣伝費、仕入れにかかる費用、 消耗品費、修繕費、交通費、交際費など |
”オープンと同時にお店に行列ができている”というのは理想的ですが、多くの飲食店はそうではありません。ほとんどの店舗は知名度が低い為、お客様の来店もほとんどない状態がしばらく続きます。
しかし、最初は赤字経営だった店舗でも、お店のコンセプトを軸にメニュー考案や宣伝活動を地道に努めていればば黒字転換することは大いにあります。開業するまでがゴールではなく開業してからがスタートになりますので、「どうしたらお客様に来てもらえるのか」を常に考え、情報の取得と新たな施策を実行していきましょう。
人気店から学ぶ集客術
前述の通り、西洋料理を総称するレストラン業態は多岐にわたり日本全国に数知れないほど存在します。
しかし、多くのファンを獲得して収益を順調に上げている人気店というのは全体の半分にも達していません。いくら質の高い料理やコスパの高い料理を提供できたとしても、お客様にお店を認知してもらえていなければ何の意味もありません。集客力をアップする為には、多方面にお店を宣伝していく必要があります。
その一つの手段としては、お客様の目に留まる看板を作ること。決して看板のカラーを派手にしたり、ライトで強調したりすることだけではありません。人目を引き付けるには、店舗名にこだわることも一つの策です。
昨今、飲食業界で市場を広げている高級食パン店ですが、「珍名店」といわれる変わった名前や面白い名前のお店が続々現れ、メディアい取り上げられることでたちまち行列のできる人気店となっています。そうした成功事例を単に模倣するのではなく、お店のコンセプトやイメージと擦り合わせて決めていく必要がありますが、お店の認知を高める手段としてはとても有効です。
また、オフィス街での出店であれば、お店のチラシを企業や事務所へポスティングすることも有効です。街頭でのビラ配りでは、受取り人数が不確定で時間と人件費を浪費する恐れがあること、通行人が一時滞在である可能性が高いことを踏まえ、一定期間滞在する人に対し決まった数のチラシを確実に届けることのできるポスティングを優先して行う方が経費削減と集客面で効率的であるといえます。
もちろん現代はネット社会ですから、食べログなどのグルメサイトやInstagramなどのSNSを活用し、情報を拡散していくこともとても重要です。一度宣伝したから大丈夫、ではなく、毎日更新を心掛けて情報発信とリサーチを繰り返し実施していきましょう。
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Written by 飲食店の居抜き物件なら!居抜き店舗ABC
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