開業ブログ

【第17話】営業の心得

山田 耕路さん

こんにちは、こー爺(じぃ)です。

ブログコメント頂きました。
まことさん、ゆみこさん、有難うございます。コメント励みになります!
どうぞオープンを期待してお待ちください!

さて、内装工事がいよいよスタートしまして初日は前のテナントさんが設置していた棚など、今回使用しない内装造作を撤去作業しました。
あっという間に解体チームが進めていき、お昼には店内が綺麗になってました。

このブログを書いている昨日は木工チームが新しい棚等を作製。物凄い勢いでお店を作り上げていってます。
職人の技は本当に凄いですね!

建築・施工作業中ではありますが、店内奥に10名ほど着席出来るスペースがあるので、そこを邪魔にならない程度に借りて、様々な営業の方と打ち合わせを進めていきます。

リクルート社のタウンワークにオープニングスタッフの募集を取り合えず3週間掲載しました。
すると様々な営業マンから提案のご連絡が入ります。
こー爺(じぃ)は基本的に時間があればお会いするスタンスですので、手帳は朝9:00~夕方18:00位までは毎日1時間単位でびっしり何かしら打ち合わせが入ってます。

先日、埼玉にある会社からお電話が入り、お店を紹介するサイトを立ち上げたのですが、まだサイト登録企業が少ないので、是非【無料】でご紹介させて頂けないでしょうかとご連絡が入りました。

勿論、無料で掲載してくれるわけですから新規開業のこんな小さな飲食店にとってはとても有難い話なのですが、こー爺(じぃ)は【無料】というサービスは基本的に信用してません。

こー爺(じぃ)は前職のお仕事で本来のお仕事と兼任で、会社の1部門の全国規模の中途採用人事を約6年、責任者として業務を行ってきました。

求人サイトって詐欺サイトが多数あるのを皆さん、ご存じでしょうか。
個人経営の方、新人の採用担当者など、求人掲載をあまり手配した事が無い人は、結構騙されるレベルの内容です。
詳しくは、また今度機会か需要があれば書きますが、それも【無料】を餌に近づいてきます。

今回は営業担当者が祝日しか時間取れない旨を伝えたら、構わないのでお店まで来られて説明したいという事なので、【無料】提案で怪しいですがわざわざ来るくらいの熱意があるならとお会いする事にしました。

事前に掲載サイトは確認しましたが、内容がお世辞でも良いとは言えないレベル。
お店の画像が貼れるのにどの企業も殆ど表示させてません。
詐欺サイトのほうがまだ作り込んでいると思います。。。

さて、若い営業担当者2名が来店。お会いして話を聞くと、ようは携帯アプリの勧誘でそのサイトともリンクするので如何でしょうとの事。
費用は3万〜4万?

若い営業担当者が必死に説明してくれます。
更にそのアプリにはクーポンサイトが付いてるので、例えば生ビール1杯無料を掲載して集客してくださいと。

ここで、こー爺(じぃ)はカチーンときました!

生ビール1杯無料と簡単に言いますが、そもそも生ビール1杯が原価いくらか分かって言っているのか。
仕入金額やグラスの大きさにもよりますが、例えば一般的な中ジョッキを1杯無料にするという事は、元を取り戻すには同じ生ビール3杯分位の売上に相当します。

意図が無い販促方法ほどやってはいけません。

こー爺(じぃ)はその営業担当者に言いました。
もし、新規サイトに顧客を増やしたいのなら【無料】で半年から1年くらい使用させる位仕掛けないと駄目だと。

そもそもサイトは取引企業が少なくてスカスカな訳ですし、効果も判らず期待出来ません。
そんなサイトにどこの経営者がお金出すんだと。
むしろそのサイトに掲載している経営者は何を期待してお金を出したんでしょうか。

やるなら徹底的に【無料】でモニターを増やして、サイトを成熟させないと。

【損して徳取れ】

ついでに営業担当者に言いました。
提案営業するなら、

①お客様× 会社× =問題外
②お客様〇 会社〇 =1番理想

③お客様〇 会社× =皆さん、これもOKに出来ますか?

「社長に聞いてきなさい。お客様〇 会社×でも良いか。お客様の為に会社として覚悟があるか」
これでそんなの駄目だと言い切る社長だと、残念ながら取引に値しません。

つまり、
④お客様× 会社〇 =これが1番してはいけない事なのです。

利益は後からついてきます。

生ビール1杯【無料】をするのは簡単ですが、飲食店は昔「水商売」と言われていた通り、「お酒」が売れて初めて利益が出るのです。
提案先の社長に簡単に生ビール無料にしましょうと言う営業マン、飲食業をしっかり勉強してきてくださいね。

本日はここまで。

※最後までお読み頂きまして有難うございます!宜しければコメント貰えれば励みになります!

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記事を書いた人
山田 耕路さん

高校卒業1週間後、地元の北海道より役者になる為に上京。 大手劇団に所属するも、自分の目指す芝居と方向性が違う為、1年後に自分で小劇団を立ち上げ、約9年運営。 劇団運営中、知り合った別の劇団の嫁と結婚を機に飲食業の世界に就職。 自分の接客・料理でお客様が喜ばれる事が肌で感じられ、舞台のスポットライトとはまた違うやりがいを感じ、天職と思い20年以上勤務。 外食・中食・給食と様々な経験をして、残りの人生を「社会に飲食業で貢献する」仕事をしたいと独立を決意。 夢は「毎日オープンしているこども食堂」を開く事! 中板橋駅前にて、2020年4月20日に『焼鳥酒場 鶏のから騒ぎ』をオープン! もっと読む

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